壁の向こうへ４【進撃の巨人】 (ページ2)

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それから一週間後、勲章授与式に出席する為、医者に外出許可を貰いリヴァイと王都へ出向いた

リ「怪我の具合は」

『……まぁ、大丈夫』

移動は馬車を使っている

あれから、私の心にはぽっかりと穴が開いたようで、何もする気力がなくなっていた

ただ一日中ベッドの上でボーッとして、窓の外の景色をひたすら見続けるだけ
ご飯も入らないし、眠たくもない

「リヴァイ兵士長殿、A副兵士長殿
　到着致しました」

リヴァイに支えられながら、授与式が行われる建物の中に入った

既に人が沢山いて、殆ど駐屯兵団や憲兵団の人だった
まぁ、そりゃそうか、なんて思いながらゆっくりと歩く

ピ「おや、レース副長ではないか。怪我の具合はどうかね」

『…順調です。ご心配、ありがとうございます
　あと、私の本当の姓は”アッカーマン”ですので、以後、お見知りおき下さい』

ピ「おや、それは失礼じゃったな。ほれ、ここに座っときなさい」

司令が椅子を持ってきてくれて、ありがたく座らせてもらう事にした

『……ふぅ、』

リ「…痛むのか」

『…いや、大丈夫』

暫くすると、時間がきて私達は大きなホールに移動した

整列して程なくすると、式が始まった

「調査兵団団長、ハンジ・ゾエに続き、

　調査兵団兵士長、リヴァイ・アッカーマン

　調査兵団副兵士長、A・アッカーマン

　その他104期調査兵団団員、エレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルト、ジャン・キルシュタイン、コニー・スプリンガー、サシャ・ブラウス、フロック・フォルスター

　以下、１０名は前へ」

女王陛下の前へ移動する
私達が跪くと、それを合図に女王は椅子から立ち上がり、敬礼をした

団長から順に、勲章が授与される

目の前に人の気配がしてすぐ、首に微かな重みが加わった

そして無事式は終了し、私は再び病院に戻った

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