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ア「この世の終わりかと思ったよ
突然地面が割れて陥没したと思ったら…
あれが這い出て来たんだから」
あれ、とはさっきの巨人
とても大きく、腕と足では身体を支えきれないのか這いずりながら移動している
エ「あれが…巨人？」
ア「色々変だ
超大型巨人の倍ぐらいあるし、余程の高温なのか…
奴が近づいた木々は発火している
何より近くの人間…
僕らに興味を示さない」
ジ「奇行種…ってことか？」
ア「元の人間の意思で操っていなければだけど…
何があったの？」
ヒストリアは浮かない表情をしていた
リ「あの巨人を追うぞ
周囲には中央憲兵が潜んでいるかもしれん、警戒しろ」
移動しながら、馬車の上でリヴァイに傷を縫ってもらった
リ「…オイA
テメェにはこの傷は掠っただけだと思えるのか」
『…そう…だけど…』
どうやら、私の腕の傷は掠ったレベルを超えていたらしく、あともう少し傷が深ければ骨が見えていたらしい
そうなれば、この異様な出血量も納得できる
ずっと目が回って宙にフワフワ浮いている感じがしているから中々キツイ
壁に背を預けるが、そろそろやばい
リ「座っているのもキツいのか」
『キツい』
もう動くこともキツかったので手伝ってもらいながら横になった
貧血の時横になる際、足を心臓より上の位置にすると良いらしく積んであった寝袋を幾つも重ねてその上に足を置いた
そしてリヴァイはすぐに馬に戻っていった
もう一つの馬車ではハンジとエレンとヒストリアが何か話しているが聞く気力もなかった
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2023年5月10日 23時
