疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ7)

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『うぅッ…！！』

エレンの巨人化の際に発生した暴風が私達を吹き飛ばそうとする
それを何とか耐えていると、やがて風はやんだ

そして目を開けると、目の前には結晶化したエレンの巨人の姿があった

『…結晶化……』

今、ここでエレンの結晶化が成功した
つまり、ウォール・マリア奪還作戦を実行する事ができる

やがて、出口を確保しに行ったコニーとサシャが戻ってきた

サ「あ、エレン…
　無事にほじくり出せたんですね！」

ジ「工事が必要だったがな」

サシャはエレンに土下座をした

サ「おかげで皆助かりました！
　
　でも正直言うと貴方が泣き喚きながら気持ち悪い走り出したあの瞬間は…もうこれは駄目だ終わりだ終わりだこのおばんげねぇ奴はしゃんとしないや…本当メソメソしてからこんハナ垂れが…と思いましたよ」

コ「おい」

酷い言われようだ

エ「これは…」

リ「硬質化ってヤツだろ…
　お前を巨人から切り離しても…この巨人は消えてねぇ
　 …結構なことじゃねぇか」

その後、エレンがあの瓶の事を話した
ヒストリアがロッド・レイスの鞄を見つけたが、潰れたり蒸発したりで残っていなかったらしい
　
リヴァイが言うには、この建物も硬質化の力で造ったものだとの事

リ「敵も味方も大勢死んで散々遠回りをした…
　不細工な格好だったが、俺達は無様にもこの到達点に辿り着いた…」

サ「ところで…あの巨人は」

ジ「あ」

急いで地上に戻ろうとするとアルミンが慌てた様子で私達を呼びに来た

しゃがんでいたところを、立ち上がろうとするとふらふらして立ち上がることが出来なかった
思ったよりも、出血量が多いらしい

少し腕を掠っただけなのに

リ「お前は早く戻ってその傷縫うぞ」

リヴァイに支えてもらいながら何とか立ち上がり、地上に出ることが出来た

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