疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ46)

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空が青い

ア「あ…A副長…大丈夫ですか？」

私は、壁の上で寝ていた
ハンジに腹を縫ってもらってる時に気を失ったのか

『…リヴァイ…は』

ア「兵長なら、ハンジさんとエレンとミカサ達と一緒にあの地下室に行きました」

エルヴィンが行けなかった地下室
あそこには一体、何があるのだろう

ア「駄目です！A副長！寝てないと…！」

『…っあの…地下室…っ…に…行って…何が…っあるのか…見てくる…！』

ア「無茶です！！副長が一番重症なんです！！大人しくしてください！！」

『そんなのっ…だいじょう―――』

ア「あぁほら！！兵長達が帰ってくるまで大人しくしてください！」

立てない

出血量が多すぎた
腹も痛い

今の私には、大人しく寝てることしか出来ない

仲間の死体はどうなったのか、生き残った皆は大丈夫なのか

確認したいことはあるが、身体が動かない

次第に、意識が薄れていった

――
―

次に目が覚めた時には、リヴァイ達があの地下室から帰ってきている時だった

『………いたい』

抉れた腹も、頭も痛い
体中が痛い

ハ「あぁA、大丈夫？…熱出てるね
　もうすぐ帰還するから、帰ってから急いで病院に行こう
　だから、そこまで耐えてくれ」

頭が痛いのは、熱が出ているからか

帰還する際、壁上を走るらしく他の人達は生き残った馬を上にあげていた
その中には、私の愛馬もちゃんといた

辛うじて一台、破壊されずに残った荷馬車があったらしく、私はそこに寝かされて移動した

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