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エ「これより最終作戦を告げる！！総員整列！！
総員による騎馬突撃を目標”獣の巨人”に仕掛ける！！
当然！！目標にとっては格好の的だ！！
我々は目標の投石のタイミングを見て一斉に信煙弾を放ち！！
投石も命中率を少しでも下げる！！
我々が劣りになる間にリヴァイ兵長とA副長が獣の巨人を討ち取る！！
以上が作戦だ！！」
私とリヴァイは、皆が囮になっている間に、突っ立っている巨人を利用して立体機動で獣を殺す
エ「ここに突っ立っていてもじきに飛んでくる岩を浴びるだけだ！！
すぐさま準備に取り掛かれ！！」
新兵たちは、中々動けずにいた
そりゃそうだろう
今から死ににいけ、と言われているのだから
「俺たちは、今から…死ぬんですか？」
エ「そうだ」
「…どうせ死ぬなら、最後に戦って死ねということですか？」
エ「そうだ」
「いや…どうせ死ぬなら…どうやって死のうと、命令に背いて死のうと…
意味なんか無いですよね…？」
エ「全くその通りだ
まったくもって無意味だ
どんなに夢や希望を持っていても、幸福な人生を送る事ができたとしても
岩で身体を打ち砕かれても、同じだ
人はいずれ死ぬ
ならば人生には意味がないのか？
そもそも生まれてきたことに意味はなかったのか？
死んだ仲間もそうなのか？
あの兵士達も…無意味だったのか？
いや違う！！
あの兵士に意味を与えるのは我々だ！！
あの勇敢な死者を！！
哀れな死者を！！
想うことができるのは！！
生者である我々だ！！
我々はここで死に次に生者に意味を託す！！
それこそ唯一！！
この残酷な世界に抗う術なのだ！！」
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――
エ「兵士よ怒れ！！！
兵士よ叫べ！！！
兵士よ！！戦え！！！」
大量の信煙弾が発射されたと同時に岩が投げられた
その岩により、大量の兵士が死んだ
『エルヴィン…！！！』
先頭にいたエルヴィンも、死んだ
地面に転がっていった
だが、私は止まってはいけない
死にゆく兵士の命を無駄にしてはいけない
「団長が…！！」
マ「振り返るな！！進めええ！！」
そうだ、振り返ってはならない
進まなければ
よく見て
獣の動きをよく見て
判断して
どこに岩が投げられる
どこが一番被害が少ない
見極めて
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2023年5月10日 23時
