疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ37)

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リヴァイはエルヴィンの前で跪き、こういった

リ「お前はよく戦った
　おかげで俺達はここまで辿り着くことができた…
　
　俺は選ぶぞ

　夢を諦めて死んでくれ
　新兵達を地獄へ導け

　獣の巨人は、俺とAが仕留める」

エルヴィンは、確実に死ぬことが決まった

『……だから…言ったのに…

　あぁっ……ごめんなさい…あの時…あんな酷い事を言ってしまってごめんなさい……！！』

もうとっくに枯れたと思っていた涙が溢れた

『私っ…私エルヴィンに死んでほしくないっ…！！ずっと生きててほしいの…！

　どうしても死んでほしくないの…！！ずっと…！ずっと私達の側にいてほしいのにっ…！！』

それに、エルヴィンにはあの地下室を見せてあげたかった

なのに、見れない

すぐそばにあるのに見れない

エルヴィンは自分の夢を捨て、自ら死にに行く事を決断した

こんな残酷なことがあっていいのだろうか

『あぁぁぁああぁあ……！！！』

泣き崩れる私に対し、エルヴィンはこう言った

エ「A
　私は後悔、していないよ」

酷く優しい、そして寂しそうな声だった

『…獣の巨人は必ず倒す』

エ「あぁ、早く新兵たちに作戦を伝えよう」

涙を袖で拭い取り、新兵達の元に向かった

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