疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ32)

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エ「日が昇ってきたぞ！！
　物陰に潜む巨人に警戒せよ！！
　
　これより作戦を開始する！！総員立体機動に移れ！！」

『ッ…』

ブレードを握る手が、強張ってしまう
こんなに緊張するなんて、一体いつぶりだろうか

それでも、立体機動で壁上まで飛び上がった

敵は、私達調査兵団の目的、”地下室の調査”を知っている
ならば、先に塞ぐ外門に必ずエレンは現れる

だが、フードで顔を隠した１００名以上の兵士が一斉に外門を目指す
つまり、誰がエレンか分かった時は、既に外門を塞いだ時になる

『…あれ、巨人が一匹もいない』

いつもはいるはずの、巨人が一匹もいない

リ「ここは敵の懐の中ってわけだ
　 …だが、」

ハ「やるしかない
　作戦続行に支障なし」

それからすぐにエレンが巨人化をし、外門を塞ぐ事に成功したのが分かった

『敵は！？』

ウ「見えません！」

『くまなく見張って！！』

エレンの身体の調子も問題なし
訓練通り、次は内門を塞ぐ

エ「本当に塞がったのか？」

ミ「あなたがやった」

エ「こうもあっさり？」

ミ「自分の力を信じて」

エ「…あの時の穴が……」

リ「まだだ、ヤツらが健在なら何度塞いでも壁は破壊される
　分かってるな？」

だから、最終的にはライナーとベルトルトを始末する必要がある
…もしくは、どちらかの巨人を誰かに継承させる必要がある

リ「ライナーやベルトルトら全ての敵を殺しきるまで、ウォール・マリア奪還作戦は完了しない」

エ「当然…分かっています」

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