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とうとう、ウォール・マリア奪還作戦を実行する日がきた
「うおおおお」
『…ん？』
下がうるさい
何かと思い覗き込むと、民衆が群がっていた
フ「ウォール・マリアを取り返してくれぇぇ！！
人類の未来を任せたぞぉおぉお！！」
「リヴァイ兵長！！A副長！！
この街を救ってくれてありがとお！！！
全員無事に帰ってきてくれよ！！」
「でも領土は取り返してくれ！！」
言っている事がめちゃくちゃだな、と思いながら立体機動装置の最終確認にはいる
リ「勝手を言いやがる」
ハ「まぁ…あんだけ騒いだらバレるよね」
「それが…リーブス商会から肉を取り寄せたもので…」
「フレーゲルめ…」
フレーゲルが他の民衆に言いふらしたんだろう
コ「任せろぉおぉおお！！！」
ふと横を見れば、サシャとコニー、珍しい事にジャンも騒いでいた
「調査兵団がこれだけ歓迎されるのはいつ以来だ？」
「さてなぁ…そんな時があったのか？」
エ「私が知る限りでは…初めてだ…」
私も、初めてだ
こんなに調査兵団が歓迎されるのは、見た事が無いし聞いたこともなかった
エ「うおおおおおお！！！」
「「「うおおおお！！！！」」」
エルヴィンが叫ぶと、それに民衆も応える
エ「ウォール・マリア最終奪還作戦――
開始！！！進めえええ！！！」
ウォール・マリアを目指して馬を駆け抜ける
ウォール・マリア領は人類に残された領土の３分のいにあたる
５年前にこの領土を失った人物は、多大な財産と人命を失った
そしてそれらの損失は始まりでしか無い
残された２枚の壁の中で誰もがそう悟った
私達はもう、生きていけないのだと
人類が明日も生きられるか、それを決めるのは人類ではない
全ては巨人に委ねられる
なぜなら人類は、巨人に勝てないのだから
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作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2023年5月10日 23時
