疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ28)

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私は怒っている
とても怒っている

エルヴィンに死んでほしくないから、頑張ってああ言ったのに当の本人は一切聞く耳を持たなかった

私は、その事に対して怒っている

食堂に行くと、大量の肉が机に並べられていたがそれどころではない

ハ「あ、A！さっき３人で何を話していたの？」

『もうエルヴィンの事なんて知らない
　酒、頂戴』

目の前に置かれたジョッキの中に入った酒を次々と飲み干していく
途中、ジャンとエレンが喧嘩して大騒ぎになっていたが知らない

少し経って、ハンジにさっきあった事を言うと、ハンジは唸り始めた

ハ「…エルヴィンは、そういう所あるからねぇ
　まぁ、エルヴィンの事信じよう、きっとちょっとやそっとじゃ死なないよ」

『…そっか、』

暫くして、急に静かになったかと思えばリヴァイが喧嘩を止めに来たらしい

ジョッキ５杯目にして、とうとうハンジに止められた

ハ「こらこら、呑み過ぎ
　明日しんどくなったらどうするの？奪還作戦の前日なのに」

『…大丈夫、酒は結構強いから
　それより、後２杯頂戴。リヴァイと、話がしたい』

ハンジは渋々と言った表情で私にジョッキ２杯の酒を持たせた

リヴァイを探していると、アルミンの声が聞こえてきた
アルミンに聞けば分かるかな、と思いそこに行こうとすると、丁度影になる所にリヴァイは座っていた

『…あれ、持ってんじゃん』

まぁ、私が飲むからいいや

アルミン達の会話を邪魔しないように静かにリヴァイの隣に座った

ア「海だ、商人が一生かけても取り尽くせない程の巨大な塩の湖がある
　壁の外にあるのは巨人だけじゃないよ
　
　炎の水、氷の大地、砂の雪原

　それを見に行くために調査兵団に入ったんだから」

エ「あ…あぁ…そうだったな」

ア「だから！！まずは海を見に行こうよ！！！
　地平線まで全て塩水！！そこにしか住めない魚もいるんだ！！
　
　エレンはまだ疑っているんだろう！？
　絶対あるんだから！見てろよ！！」

エ「しょうがねぇ、そりゃ実際見るしかねぇな」

ア「約束だからね！？絶対だよ！！」

ミ「…また二人にしか分からない話してる」

炎の水

氷の大地

砂の雪原

本当にあるのかな

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