疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ26)

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その後、ハンジ達は部屋を出ていったが私とリヴァイは部屋に残ったままだった

エ「何だ？リヴァイ」

リ「気の早い話だが…
　ウォール・マリアを奪還した後はどうする？
　何より、防衛策の確立が先だと思うが…」

エ「その後は…驚異の排除だ
　壁の外にはどうしても我々を巨人に食わせたいと思っている奴がいるらしいからな
　
　もっとも…それが何なのかは地下室に答えがあると踏んでいる
　だからさっき言ったとおりだ、地下室に行った後に考えよう」

リ「…お前がそこまで生きてるか分からねぇから聞いてんだぜ？
　その身体はもう…以前のようには動かせねぇ、さしずめ巨人の格好のエサだ

　現場の指揮はハンジに託せ、お荷物抱えんのはまっぴらごめんだ
　お前はここで果報を待て

　連中には俺がゴネたと説明する…いや、実際そうするつもりだ
　それでいいな？」

すると、エルヴィンはそれを否定した

『…なんで』

エ「エサで構わない、囮に使え
　指揮権の序列もこれまで通り私が駄目ならハンジ、ハンジが駄目なら次だ

　確かに困難な作戦になると予想されるが人類にとって最も重要な作戦となる
　その為には手を尽くしてある

　全て私の発案だ、私がやらなければ成功率が下がる」

リ「そうだ、作戦は失敗するかもしれねぇ
　その上お前がくたばったら後がねぇ

　お前は椅子に座って頭を動かすだけで十分だ
　巨人にとっちゃそれが一番迷惑な話で、人類にとっちゃ一番良い選択の筈だ」

エ「いいや、違う
　一番はこの作戦に全てを賭けることに――」

リ「オイオイオイオイ待て待て
　これ以上俺に建前を使うなら、お前の両端の骨を折る
　
　ちゃんと後で繋がりやすいようにしてみせる
　だがウォール・マリア奪還作戦は確実にお留守番しねぇとな

　暫くは便所に行くのも苦労するぜ？」

リヴァイは、どうしてもエルヴィンを戦場に行かせたくないのだろう
それは、私も同じだ

だが、エルヴィンはそれでも良いといった

エ「確かにお前の言う通り…手負いの兵士は現場を退く頃かもしれない
　 …でもな、この世の真実が明らかになる瞬間には私が立ち会わなければならない」

　
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