疲れてきた 3【進撃の巨人】 (ページ13)

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『リヴァイ、私やっぱりアッカーマンかも
　今日、家の書庫にアッカーマンに関する書物があった』

私は、あの文章の事をリヴァイに話した

『”巨人科学”って何だと思う？』

リ「俺はそんな言葉初めて聞いたぞ」

リヴァイも、分からんと言った様子だった
この事をハンジに話すと予想どおり食いついてきたが、ハンジも分からんと言った様子だった

結局、その本は私の部屋の本棚に仕舞われっぱなしになった

数日後、ヒストリア女王から地下街から壁の端から端まで調べ上げ、孤児や困窮者を元住んでいた牧場に集めて面倒を見たい、王室の公費や没収した議員の資産をそこの運営に回りたり貧困層の支援に当てたいといった依頼が来た

これには、地下街出身のリヴァイの後押しもあった

最初は貴族の反発も恐れたが結果的に民衆の支持を固めるものとなった

そして今、私はその牧場に来ていた

ヒ「A副長！来てくれたんですね！」

『うん。本当にヒストリアには感謝してるよ」

ヒ「…私が、女王を引き受けた理由に、これがしたいっていうのも含まれていたんです
　なので、良かったです」

『そっか、なら、嬉しい

　そういえば、皆も来てるんだよね』

ヒ「はい！お手伝いに」

ふと草原の方を見てみると、小さな子どもに振り回されているサシャがいた

『…あ、そういえば、これ…
　私のお古で申し訳ないけど…』

サ「パァン！！？」

私がヒストリアに渡したのは、小さな頃に着ていた服
親が家に置いてあったのを、もう一度家に帰って持ってきたのだ

ヒ「こんな立派なお洋服…
　いいんですか？」

『うん、あっても、どうせ着ないし
　それなら、あの子達にと思って…

　上等な服の筈だから、ちょっとやそっとじゃ破れないと思う』

ア「うわぁ…凄く綺麗な服…」

いつの間にか、私の服を見るために皆が寄ってきていた

ヒ「それにしてもこんな綺麗なお洋服がいっぱいあるだなんて…」

『…私、エルミハ区に住んでいたから、家が裕福でお金はそれなりにあった
　私のもので良ければ、また家に縫いぐるみとかいっぱいあるから、また今度持ってくるね』

ヒ「ありがとうございます！」

本当に、捨てていなくて良かった

後日来た、ヒストリアの手紙には、女の子達がとても喜んでくれたと記されていた

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