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2話 ページ3

『この子はね、すねこすりと言う妖怪で人の生気を吸う妖怪なのよ』

まな「ひ、人の生気……?」

鬼太郎「そう、僕が退治……した訳では無いけど……退治?されてから何故かAにとても懐いてるんだ」

まな「へぇ〜」

興味深そうにまなちゃんがすねこすりを見る

猫娘「私達は妖怪だから生気を吸い取られてもそんなに支障は出ないのよ」

『生気を吸い取ると言っても少しづつですからね』

そう話していれば隣でいきなり何かを叩きつけるようなバン!!と言う大きな音がした

まなちゃんもそれに驚いて肩を跳ねさせるもその隣に居た猫娘がすごい驚きようだったのでそれを慰めていた

国木田「これは予定表では無い!!理想だ!!我が人生の道標だ、そしてこれには″仕事の相方が自 殺嗜癖(マニア)″とは書いていない」

そう言えばトントンとその叩きつけられた手帳を指で叩くその男、どうやイライラしているらしい

まな「じ、自 殺マニア……?」

猫娘「しっ!まなは関わっちゃだめよ」

多少引きながらも口にしたまなちゃんの口に人差し指を当ててそう言う猫娘

『クスクス まなちゃんが大事なのね、猫娘』

猫娘「へっ!?」

顔が赤くなる猫娘

見てて微笑ましい限りである

鬼太郎「父さん……自 殺嗜癖(マニア)ってなんでしょう?」

目玉おやじ「鬼太郎は知らなくてもいい事じゃよ」

鬼太郎・まな「「??」」

『ふふっ』

まな「あ、そう言えば……私のスマホ……ここじゃ使えないんですよね……」

そう言えばスマホを机の置いて見せるまなちゃん

すねこすりは黙って話を聞いている

スマホの画面を除けば圏外と出ていた

猫娘「あ、本当だ……」

そう言えば猫娘もスマホを出してくるがそれも圏外になっていた

鬼太郎「これは……」

鬼太郎が何か言おうとするもののその言葉はこの店内に響いたビタンと言う音により遮られる

見てみれば少年が眼鏡をかけた長髪の男に床に抑え込まれていた

猫娘「あの子……」

そう、その少年……私たちがまなちゃんを拾う前に見かけた少年である

国木田「言っただろう、武装探偵社は荒事専門だと……茶漬け代は腕1本かもしくは全て話すかだな」

そう言って少年の腕を掴む手に力を入れた男を見て立ち上がり近づく

まな「Aさん?」

猫娘「はぁ……」

『ちょっと失礼』

男の肩に手を置く

国木田「?」

こちらに顔を向けるその男をとびっきりのにこにこ笑顔で見た

猫娘「Aはああいうの、放って置けないのよ……」

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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時

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