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10話 ページ11

カラン

そんな音を立てて開いた扉の先にはもうみんな集まっていた

電話の鳴る音が聞こえたと思えば潤一郎くんが電話に出ていたためどうやら試験に合格したらしい少年に話しかける

『初めまして』

敦「あ、は、初めまして…!」

猫娘「初めましてじゃないだろうに……」

敦「え?……あ!あの時の……!」

『ふふ』

敦「あ、えと、あなた方も探偵社の……?」

鬼太郎「あぁ、うん……まなは仮だけど」

敦「え、あ……き、君、子供……だよね?」

鬼太郎「?」

敦「え……?」

鬼太郎「……?」

『ふふふ、私はAです』

まな「あ、犬山まなです!」

猫娘「……猫娘よ(これ、何回目よ……)」

鬼太郎「鬼太郎、ゲゲゲの鬼太郎です」

敦「あ、な、中島敦……です、よろしくね……?」

『えぇ、よろしくお願いします』

ナオミ「Aさん、兄様から伝言です!依頼が来たみたいなので探偵社に来てください、ですって」

そう言って笑えばナオミちゃんは探偵社へと戻って行った

鬼太郎「僕達も行こう」

猫娘「えぇ」








探偵社にて

一人の綺麗な女性の依頼人に対して

ズラっと並ぶ探偵社員勢

と、それを横から見ている妖怪組&まな

猫娘「……何これ、カオス……?」

目玉おやじ「さぁのぅ」←

と、鬼太郎の髪の毛からひょこっと出てきてはそんなことを言った親父さんを見て目を見開いて固まってから気にしない、気にしないとでも言うかのように元に戻した敦くんと依頼人の女性

『親父さん、迂闊に出てきちゃダメだってば』

そう言えば大人しく髪の毛へ戻って行った

まな「綺麗な女の人……」

まなはまなで依頼人の女性に見とれていた

猫娘「血の匂いしかしないけど……」

鬼太郎「『……』」

まな「?猫姉さん、何か言った?」

私と鬼太郎は聞こえていたがまなは聞こえなかったらしく猫娘を見てはそう聞いた

猫娘「……いえ、なんでもないわ」

そんなまなをそう言いながら頭を撫でる猫娘

まなは気にしながらも彼らと依頼人の話を聞いているが

太宰が依頼人の女性を口説いたのか後ろの部屋で殴るような音が何回も聞こえてきた

鬼太郎「……あの人の困った所だね……綺麗な女の人にすぐ心中を申し込む」

猫娘「えぇ、本当……まなに悪影響だわ」←

鬼太郎「そこなのか……?」

猫娘「何が?」

『猫娘はそこなのね〜』

猫娘「だから何が?」

まな「?」

ふふふふふ、本当にこの子達は可愛いなぁ……←

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作者名:銀岬 x他1人 | 作成日時:2018年11月29日 0時

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