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次の日から、私は学校を休み始めた。
理由は、皆に合わせる顔がなかったから。
逃げられたって思われてもいい。
だってその通りなのだから。
たった二日休んだだけなのに、スマホには通知が200件以上も来ていた。
一番多いのは、あんず。
けれど、一番会いたくないのもあんず。
会ったら、八つ当たりしてしまいそうで怖い。
親友に、そんなことはしたくなかった。
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気が付いたら、夜の8時。
夜風にあたりたくなって、家を出て近くの公園に向かった。
ブランコが外灯に照らされて、風でゆらゆらと揺れている。
私はそのブランコに座り、ゆっくりと漕ぎ始める。
途端に、何故か急に涙が止まらなくなった。
泣きながらも、ブランコを漕ぐ足は止めない。
風で涙が飛んで行ってくれるから。
ずっと泣いて、ようやく涙が止まったころ。
ふと隣を見ると、知らない男の人がブランコを漕いでいた。
まさか、不審者…？
そう思ってジッと見ていると、私の視線に気が付いたのかあぁ、と笑った。
「お嬢さんずっと泣いてるからお兄さん心配でさぁ〜。
でも声かけれそうになかったし、落ち着くの待ってたの」
自称”お兄さん”の彼は、ちょっと待ってて、と言うと近くの自販機でココアを買ってきてくれた。
「ほれ」
『あの…』
「あ、大丈夫。俺怪しい人じゃないし、変なものも入ってないよ」
明かりが外灯しかなかったため、暗くて彼の表情がよく見えなかったが声からして笑っているのが分かる。
ありがたく受け取り、ココアを一口飲む。
普段は甘すぎて飲めないのに、今日は不思議と飲めた。
「疲れてるときには甘いもんが一番だって。
さ、そろそろ帰ろうぜ。親御さんが心配するだろ」
彼はそう言ってカシャン、と音を立ててブランコから降りると、送ってくよと私へと言った。
そんな、悪いですというと遠慮すんなってと言ってくれたのでお言葉に甘えることになった。
不思議な人。
こんな人もまだ世の中にいるもんなんだ。
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美香虎(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» お返事が遅れて大変申し訳ございません。優しいお言葉、ありがとうございます。 (2018年9月17日 19時) (
レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがみんなと一緒に幸せになれますように。本当の“しあわせ”に触れられますように。 (2018年8月6日 2時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
美香虎(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！さん» 返信が遅くなり申し訳ございません。嬉しいコメントありがとうございます！気の向いたとき更新なので３ヶ月に一度くらいの更新ですがどうぞよろしくお願いします (2018年6月5日 21時) (レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！あんスタとアイナナの小説意外とないのでこの作品を見付けた時凄く嬉しかったです！迚面白いので更新頑張って下さい！応援しております！では。^ ^！ (2018年5月5日 13時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美香 | 作成日時：2017年7月23日 22時
