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ひとしきり泣いた後。
みんなは怒りもせず、責めもせずにいてくれた。
「よかったー、俺泣き止まなかったら一発芸でもしようかと思ってたよ！」
「やめてください七瀬さん、恥をかくのはこちらです」
「いやあでもほんとよかったよ、俺の飯が不味かったのかと思って驚いた」
そう言って頭をぽりぽりとかく三月さんに、私は思わず違います！と叫んだ。
『こんなに美味しいご飯は初めて食べました』
「だよね、僕もはじめて食べたとき驚いたよ。
三月さん、調理師免許持ってるんだって」
だからこんなに温かくて美味しいんだ。
そう思うと同時に、宗の顔が思い浮かんだ。
あの人の作るご飯も、そういえばどれも温かい料理ばかりだったな、と。
「んで？どうして泣いてたのかお兄さん聞いてもいいのかい」
頭をぽんぽん、と叩きながら大和さんが顔を覗いてくる。
私はこくり、と頷いて夢ノ咲であったことを彼らに話した。
「…っだよそれ！ゆるせねえ！」
「ちょっとそれは非常に許しがたいですね…」
「そっか、辛かったね。話してくれてありがとう」
皆が怒って、皆が心配してくれる。
とてもうれしい、けれど悪いのは私なんだ。
叱られるべきは私なんだ、と話すと紡姉さんはううん、と首を横に振った。
「本人のいないところで言って、
胸倉まで掴んで怒鳴るのはいくらAちゃんに非があったとしてもアイドルとしてはダメ」
じゃあそんな風にさせてしまった私が悪い、と言うと一織さんがため息をついた。
「もしメディアに見られていたら？
もし誰かに見られていてメディアに売られたら？
アイドルの卵とは言えど、その人はアイドル生活をできなくなります。
貴方が悪いとかどうとかは関係ないんです」
結局、私の実力不足なんだ。
そう言われたわけではないのに、そう思ってしまってまたぽろりと涙が溢れてしまった。
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美香虎(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» お返事が遅れて大変申し訳ございません。優しいお言葉、ありがとうございます。 (2018年9月17日 19時) (
レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがみんなと一緒に幸せになれますように。本当の“しあわせ”に触れられますように。 (2018年8月6日 2時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
美香虎(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！さん» 返信が遅くなり申し訳ございません。嬉しいコメントありがとうございます！気の向いたとき更新なので３ヶ月に一度くらいの更新ですがどうぞよろしくお願いします (2018年6月5日 21時) (レス) id: dccbcf0598 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 凄く面白いです！あんスタとアイナナの小説意外とないのでこの作品を見付けた時凄く嬉しかったです！迚面白いので更新頑張って下さい！応援しております！では。^ ^！ (2018年5月5日 13時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美香 | 作成日時：2017年7月23日 22時
