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伊野尾くんの気持ちは、一番仲良くしている有岡くんも分かっているみたいで。
何気にふたりきりになれるよう、気を回しているのも知っている。
なのに発展する様子がなくて、どうしてだ、と頭を抱えていることもあるよね。
でも、このふたりも。
外野がどれほど声を出しても、きっとなにも変わらない。
伊野尾くんが諦めずにアピールし続けるしかないし、鈍感な光くんを押しの一手で落とすしかないだろう。
押してダメなら引いてみろ、は光くんに対して通用しないから。
ただね、伊野尾くんは気付いていないみたいだけど。
有岡くんから聞いている、嫌なナンパ野郎の話とかのこともあって。
光くんは誰よりも伊野尾くんのことを心配している。
帰りが遅いと大丈夫かな、迎えに行くべき？
そわそわして落ち着いていられないこともあるくらいには。
だから、いまは伊野尾くんの願っている形とは違うかもしれないけど。
このハウスの中では、光くんが一番関心を寄せているのは伊野尾くんのことなんだよ。
「あれ？ちゃん、寝ちゃってるの？」
伊野尾くんの気持ちを知っていながら――知っているからこそ？――からかって楽しんでいる節のある薮くん。
でもやっぱり、気には掛けているみたいで見守る目を向けていることだってある。
いまのように。
「俺が目を離した隙に薮が飲ませたんだよ」
「あらら」
お風呂から戻ってきた有岡くんが、ソファーで眠る伊野尾くんの顔を覗き込む。
かわいい寝顔だね、なんて言っているけど。
まあね、すやすや眠る伊野尾くんは確かにかわいいけど。
それは光くんの近くで眠っているから、というのもあると思う。
「有岡くん、まだ寝ないでしょ？こっち来て座れば？」
どこに座ろうか迷っている風だった有岡くんを、俺の隣に呼べば。
うん、と頷いて寄ってくる小柄で元気な彼。
微妙に顔が赤い気がするけど、お風呂上りだから火照っているんだろうね。
暢気にそう考えていた俺と有岡くんを見て、にまにま笑っている薮くんと。
そんな薮くんを呆れた目で見ながらも、有岡くんへ微笑ましい笑みを浮かべた光くん。
どうかした？首を傾げてみせても、ふたりはいいやと笑うだけ。
なんだろうな、と疑問を残したまま俺は残り少なくなっていたお酒を飲み干した。
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晶(プロフ) - naoさん» リクエストありがとうございますｖスペース上の関係でＢＥＳＴ全員は出せないかもしれませんが、それでも良ければ＾＾お待ち下さい (2019年11月19日 20時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - ＊ 白 雪さん» そう言っていただけるのほんとうにうれしいです♪有り難くもリクエストして下さるかたもいらっしゃいますので、いま暫くは続けられればと思います！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - わらわそうさん» ありがとうございます！！襲われるいのちゃん・・・あまり臨場感出せないかもですが頑張ってみますね♪数名友情出演あるかと思います〜お待ち下さいませ (2019年11月19日 20時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 圭人君が熱を出してBESTと裕翔君に看病してもらう話が見たいです！BESTの誰かの視点で書いてくれると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2019年11月19日 16時) (レス) id: 2b8a51060a (このIDを非表示/違反報告)
＊ 白 雪(プロフ) - このお話とても好きなので続けてほしいです！ (2019年11月19日 15時) (レス) id: 2527cc3178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2019年11月11日 1時
