↓ ページ16
「写真撮っとこ」
食べ始める前にたくさんのケーキが並んだテーブルを撮った大ちゃん。
そのあとすぐ、みんなのスマホが鳴って。
見てみればハウスメンバーのグループにメッセージが１通。
どうやら大ちゃんがさっき撮った写真を送ったみたい。
これ、いまここに居ない甘いものが苦手なメンバーが見たら胸焼け起こしそうだね。
「じゃあ、どれから食べる？」
三人がそれぞれ持ってきたお皿に乗るケーキを物色し始める。
ひとつひとつはそんなに大きくない。
これ食べたい、っていうのが被ったら仲良く半分個だ。
「光くん食べないの？」
「ん？食べるよ」
さすがにね、ここへ来てひとつも食べないなんてことはしない。
お金が勿体ない、とかじゃないよ。
作っている人に悪いなって思うでしょ。
普段、自分がハウスの食事を作るからってわけじゃないけど。
やっぱり作ったものを食べてもらえないのは悲しいよね。
だから雄也も最終的には俺にお願い、って言って同行しなかったわけだし。
取ってきてくれたケーキの中から気になったものを分けてもらう。
料理をするものとして、どんな材料が使ってあるのかとか探りながら。
中にはもうちょっと甘さ抑えれば来てないメンバーも食べられそうだよね、と考えもして。
三人よりはゆっくりのペースで食べながら、時々スマホをみんなに向ける。
不特定多数の人が周りに居るから、気を付けつつカメラを起動して。
絶対に他人が入り込まないようアングルを調整し、満面の笑みを浮かべケーキを頬張る三人を撮った。
雄也なんて、絶対この光景生で見たかっただろうな。
今度デートでバイキングじゃなく、デザートの美味しいところ連れて行ってあげればいいと思うよ。
知念だってこんな山田見たいと思う。
どちらかといえば知念の前ではかっこよくあろうとしているから、幼さ全開の山田とかレアでしょ。
圭人もかわいいもので、ここに裕翔連れてきてたら確実に暴走してた。
写真撮るだけじゃ飽き足らず、動画まで回しそうだし。
最悪、テンション振り切った裕翔が走り回りそうな気がしないでもない。
なんてことを考えながら、ケーキをひと口食べた。
男ばかり四人連れというのが珍しいのか、妙に視線を感じつつ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晶(プロフ) - 麻李有さん» こんばんは。さっそくお読み頂きありがとうございます。お好きな展開になっていて良かったです。今後もどうぞお付き合い下さい (8月28日 20時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
麻李有(プロフ) - こんばんは、遅い時間にごめんなさい。先日リクエストをさせて頂いた者です。こんなに早く書いていただき本当にありがとうございました！とてもとても面白くて私が好きな展開のお話でした。本当にありがとうございました。また次のお話も楽しみにしています。 (8月27日 23時) (レス) @page49 id: 6cf1168dd8 (このIDを非表示/違反報告)
麻李有(プロフ) - リクエスト了承いただきありがとうございます！いつまででも待ちます。ご無理だけはなさらないで下さい。楽しみに待っています！ (8月17日 21時) (レス) id: 6cf1168dd8 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - トーストさん» とんでもないです。むしろなかなか思い浮かばず、出来の悪いもになってしまって申し訳なかったです。これからものんびり、お題消化していけるように頑張ります<(_ _)> (8月15日 12時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - 麻李有さん» 改めてコメントありがとうございます。また、ご理解頂けたようで良かったです。リクエストの件、承りました。時間掛かるかもしれませんが、お待ち頂ければ幸いです。よろしくお願いします。 (8月15日 12時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晶
| 作成日時：2022年8月1日 1時
