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「ただいま」
「おかえり、薮。いのちゃんも」
「・・・ただいま」
なんで帰らないといけないの、と文句を言い続けた伊野尾を誘拐よろしく車へ乗せ。
そのまま一路、ハウスへと帰ってきた。
とはいえ、俺はいま昼休み中なだけで、このあとも仕事が残っていて。
ハウスで伊野尾を出迎えたのは、ちょっと怒った様子の光。
そんな光と伊野尾を困った顔で交互に見遣っている雄也。
「やっぱり、熱あるよね。朝から調子悪かったのに、どうして黙ったまま無理して行ったの？」
黙っていた体調不良がバレて気まずいのか、怒っている様子の光と目が合わせ難いのか。
視線を合わせないまま、ずっと床を見ていた伊野尾の手首を掴み、光は片手をその額へと触れた。
途端、ぎゅっと眉間に皺が寄る。
おーこわ・・・ああいうお説教モードの光は、俺でも怖い。
伊野尾にしてみれば、もっと怖いと感じているのかもしれないけど。
そこは、己の朝を振り返るべきだな。
どうしても休めない授業があったのか、ほんとうに平気だと思い上がっていたのか。
分からないけど、朝から調子が悪かったのに大学へと行った。
それも、光に指摘されるのを恐れてか避け続け、逃げるようにハウスを出たと聞いたから。
怒られて当然だと、俺は思うけどな。
大学の中は、人の目が多いから伊野尾はそこまで警戒心を抱いていないみたいだが。
ひとりになった瞬間を狙って声を掛けてくるような奴は、山ほどいる。
あの、門前で下手なナンパしていたような連中が。
健康体でもあまり力がなくて、抵抗するのもやっとだというのに。
熱があるせいでぼんやりとしていて、どこか妙な色気まで放って。
いつもなら冷静な頭でも、こういうときはまったく働かなくなるのだから。
自分がどれくらい危険な状態なのか、きちんと伊野尾は自覚するべきだ。
それが、周りをどれほど心配させる要因であることも。
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晶(プロフ) - わらわそうさん» とんでもないです。先に違うお話からスタートかもしれませんが・・・��へと続く一歩にはなりますので。そこからのんびり続けていければいいかな、と思います(´▽｀) (2019年12月19日 1時) (
レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - わらわそうさん» なのですよね〜不思議ですよね〜（笑）ってめちゃくちゃ他人事ですけどｗこれからどうなるかは分かりませんので(￣▽￣) (2019年12月19日 1時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
わらわそう(プロフ) - 晶さん» こんな雑なリクエストを受けてくださりありがとうございます！！！出来上がるの、楽しみにしております！！ありがとうございます！！ (2019年12月18日 6時) (レス) id: 1c0b49b53a (このIDを非表示/違反報告)
わらわそう(プロフ) - 晶さん» なんとっ！！？？あんな、あんな恋する乙女のような顔をしていながらですか？！イケメンって罪なんですね...(TT)めっちゃ付き合って欲しい所でした^∇^ (2019年12月18日 6時) (レス) id: 1c0b49b53a (このIDを非表示/違反報告)
晶(プロフ) - まみむめももさんさん» はじめまして〜やっぱりじれったいですか？くっつけてあげたい気持ちはあるのですけど、当然問題は光くんでしてｗというより大人組全員が家族愛強すぎてどう脱出させようか、という感じですね〜気にして下さる方も多いので真剣にこれからを考えていきますね！ (2019年12月18日 1時) (レス) id: ff1d608c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晶
| 作成日時：2019年12月10日 22時
