episode.28 ページ28
◆安室side
手当てして貰ってから2日が過ぎた。
この女性、赤羽Aさんは医者としては仕事が丁寧で早い。この包帯の巻き方から何から素人の俺が見ても凄いと思える。けど、毎回用意してくれるご飯……
一日目はあまり食べれないと言ったため、リンゴを剥いてくれた。包丁に慣れていないのか危なっかしく、途中で代わった。というか奪い取った。
今日、朝食を持ってきてくれた。パンと目玉焼きとスープだったがスープはお湯を注ぐだけのやつみたいな味がしたし目玉焼きは焦げていた。きちんと全部完食したが。
そしてお昼。たぶん今キッチンに立っているだろう。なんだか焦げた匂いがする。
嫌な予感がしてこっそりキッチンを覗くと案の定彼女がご飯を作ってて。見ていられなくなって彼女に声をかけてしまった。
「大丈夫ですか」
貴方「あ！安室さん！寝ててくださいって言ったのに！」
「いや、大丈夫です。それより後ろ、フライパン焦げてます」
貴方「あぁあっ！？」
「……僕作ります」
貴方「いやでも…」
「赤羽さん、座っててください」
貴方「怪我してる人にやらせる訳には…」
「座ってて」
貴方「……はい」
赤羽さんからフライパンを奪い、料理を代わった。横には失敗したらしい黒焦げの何かがお皿の上に並んでいた。
彼女はキッチンの隣で心配そうにこちらを見ている。肩を負傷しているが、これくらいは何とかいけるだろう。
「苦手なら無理して作らなくても良かったんですよ」
貴方「いや、でも怪我してる安室さんが食べやすいものって考えたら作った方がいいのかなって…」
「……とりあえず、お皿ください。出来ましたから」
貴方「おぉー、もう出来たんですね！美味しそう！」
「……練習すればこれくらい出来ますよ」
貴方「出来るかな……いつも失敗ばかりで……鶏と魚はさばけるんですけどね？」
「……赤羽さんは、外科医ですか？」
貴方「一応そうです」
「なるほど……流石ですね」
貴方「え、そうですか？」
「……食べましょう、冷めちゃいますよ」
貴方「はーい！あ、安室さん、食べ終わったら傷見せてくださいね。血滲んでるかも」
「は、はい……」
貴方「え、それダメです！焦げたやつ食べちゃ…」
「中は焦げてないですよ、焦げたところだけ取れば食べれます。火もちゃんと通ってますし」
貴方が僕のために頑張ってくれたんですから、捨てちゃダメですよ。
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ゆな(プロフ) - 椿さん» 本当だ！すみません直します！！教えてくださりありがとうございました！ (2022年1月21日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
椿 - エピソード7、看護学校と書き間違えてますよ (2022年1月21日 0時) (レス) @page7 id: 08120a37fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - BAKAさん» 今日中にパス外そうと思ってますのでもう少々お待ちください(><) (2019年8月11日 8時) (レス) id: add1726a18 (このIDを非表示/違反報告)
BAKA(プロフ) - 続き読みたいです(´；ω；｀パスワード教えてください(´･ω･`)(´-ω-`)) ﾍﾟｺﾘ (2019年8月10日 23時) (レス) id: ab8b25bc31 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 架印�靴気�» はい;そういうことでお願いします; (2019年8月5日 20時) (レス) id: add1726a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年7月15日 16時
