【呪術廻戦】例えトリップしても、二人一緒なら乗り越えられる！！ Ⅳ (ページ19)

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episode.169 ページ19

◇貴方side

「恵君が、当主になっちゃった………」

恵が？と薫は驚いているようで。まぁ、それもそうか。禪院家の当主かー、すげぇな。なーんて言ってるけど。

薫「え、何？喧嘩でもした？」

「そんなんじゃないし」

あ、今度はまた侍女さんが。見たことあるな、五条家の方のか。会議が始まりますよ、と言われたけど……え、私達も出るの？悟先生にはただ顔出すだけでいいからとか言われて来ただけなんだけど。

侍女「御当主様からのご意向です」

あーはいはい、会議に顔を出せってことね、あれって。ちゃんと言えやゴラ。

はぁ、と溜息を薫とシンクロさせて侍女さんについて行ったのだった。

部屋に入ってから、おいお前、と悟先生に視線を送っだけど……めんご☆と言いたそうな顔をされて。まじお前ふざけんじゃねぇぞ、と胸ぐらを掴みそうになった。

因みに薫は静かで。顔を見たら私は顔が固まった。マジで怖かった。悟先生もギョッとした様子。いや、悟先生だけじゃない、周りの皆もだ。青ざめている人もちらほら。

だって、やっと休みだ～！と朝寝坊しようとしていた所を叩き起こされて？こんなもんまで着せられて？獲物を見つけた獣みたいな奴等のところに放り出されて？次は会議に出ろだって？ふざけるのも大概にしろ。ちゃんと言えや。

まぁ言ったところで帰るんだけどさ。何が何でも、術式を使ってでも。こんなのはもう二度とごめんだ。

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