episode.108 ページ8
◇貴方side
伏黒「お前、何考えてる」
動物園から、お昼ご飯を済ませて公園でゆっくりしていたときに唐突に聞かれた。
何を、というのは………そう考えたとき、「呪術関係なのは分かってる」と言ってきた。そう、正解。
「そうだねぇ……………今もどこかでさ、呪霊に殺されて亡くなってる人がいるんだよね、って思った」
私達には力がある、けど普通の学校で、普通の生活をしてる。祓ってはあるけれど、それは私達の周りでだけ。そんな周りで事件だとかが頻繁に起こるわけじゃない。
「このままで、いいのかなぁ……って。そう思っただけだよ」
私達は、この世界に来て隠れる事を選んだ。このまま強制的に命張って戦ってこいだなんて嫌だったから。けど、五条さんによって保護されこの生活ができるようになった。
私達は言った。考える時間をください、と。自分達が選べる権利が欲しいと。所謂猶予期間だ。
そして、私達は答えが出ただろうか。
このまま、呪術界に入る事なく、普通に生活する。
それとも、呪術界に入り呪術師として人助けをしたいか。命をかけて、戦うか。
……………………答えは出てる。けど、覚悟はなかった。
伏黒「急がなくていいんじゃないか」
…………えっ。
伏黒「これはお前の人生だ、だから自分で決めていい。どんな選択をしたとしても、俺は力になる。お前のことが好きだという事実は変わらない」
………………………。そ、か。
「うん、嬉しい。ありがとう」
その、頭ぽんぽんしてくれるの、好き。安心出来る。
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ゆきな☆(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます、ひなりーズさん！一気読みしてくださってとっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年8月24日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - はい！！面白いです！ついつい一気読みしちゃいました！応援しまくってます！！！！それはもう、私の声援で世界が地響きを起こしパッカーンと地球が2つにわれちゃうくらいには (2021年8月24日 3時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年8月15日 10時
