【呪術廻戦】何、お腹の子の父親？お前だよ。

episode.6 ページ6

◇貴方side



虎杖「わぁ、先生結構お腹大きくなったな」


「そうね、重いったらありゃしない」


制服は着れなくなっちゃって今は私服。ちゃんと許可は取ってあるから大丈夫。


たまに座学の授業に出て、そろそろ産休に入る。だから、これからちょっと会う機会が無くなっちゃう。



五条「A〜」



虎杖「あんれ先生、おかえり」


任務帰りだったらしい。お疲れ。


五条「なーんでそんなに薄着なのさ、これ使いな」


おっきなこいつの制服。さっきまで着てたからぬくぬくしてる。


最近さ、こうやって気遣ってくれんの。凄いよね、明日は台風くんじゃないかって思ってる。それか呪霊の雨。


虎杖「この子って、誰が父親なの」


「非術師」


って事になってる。


虎杖「へぇ〜、てかいいの？今仕事してて」


「仕事好きだからいいの」


五条「ま〜教師の鏡ね〜、でも無理しちゃダメだからね。この子の為にもね」


はいはーい。そう返事をして別れた。と思ったらついてきた悟。何でついてくるの？と言ったらどんくさいんだから転んだら大変でしょ？らしい。


五条「向こうは何か言われてないの？寮にいるんでしょ？」


そう、実は今硝子と寮にいる。結構広い部屋を用意してくれたのだ。学長、ありがとうございます。


ここなら、医者である硝子と一緒に居られるし呪霊やら何やらが入ってこないからと便利だから。


私、結構呪力多いからここが一番安全だった。悟がいるからなぁって渋ってはいたけれど、硝子にこの子の為を思ったら、って言われてそうなってしまった。


「……大丈夫だ…」


「ほんとに？」


「……」


何でそこまで聞いてくるのさ。


五条「ずっとここにいて、向こうは何も言わないなんてさ。いいの？それとも、相手と何かあったの？」


「何でそこまで聞くのさ」


五条「何で？さぁ、何でだと思う？」


「質問を質問で返さないでよ」


五条「ねぇ、僕わりと本気で聞いてんだけど。


硝子がさぁ、その子に父親はいないって言ってたんだよね」


おい硝子、裏切ったな。何てこと言ってんだ、てか何で言ったんだ。あとで問い詰めてやる。


五条「ロクでもない奴なんだろ？」


うん、確かにロクでもない奴だ。こんな事になったのはそいつのせいで、当の本人は悪い事をしたなんてことを知らずにいる。


五条「ならさ、……僕が貰ってあげよっか。二人纏めて」



……は？


．

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