episode.8 ページ8
◇貴方side
降谷「順番はだいぶ逆になってしまったが、君をそういった目で見ていたのは確かだ」
私を見る降谷さんの目が、とても優しい。
降谷「色々立て込んでいて、というのは言い訳になってしまうが……もたもたしてしまっていたし、こんな事になってしまっていた事にも気付けなかった。申し訳ないと思っている。今更、だけどもう一度言わせてくれ。
最初は頼もしい部下だと思っていたけれど、月日が経つにつれて俺の中でお前の認識が変わってきた。
もっと近くにいたいと思ったし、お前の為なら何でもしてやりたいと思った。お前が退職してからその気持ちはどんどん募ってきて、だから今日お前に会えて本当に嬉しかったよ。
それに、この事実にもとても嬉しく思える。それを知った時、これは夢かと思うくらいだった。
だから、これから一緒にいさせてくれないか。愛しいお前だから、幸せにしてやりたいんだ。その子供もまとめて、愛させてくれないか。
……結婚して、くれるか?」
降谷さんからの、思いもよらないプロポーズ。驚くのは当然だ。
けど、私も嬉しかった。
今までだって、そういった気持ちは少しはあった。けど秘密にしてきた。だって上司と部下だもん。めちゃくちゃ忙しい空の上の人だもん、無理無理。そう思ってたけど……マジですか。そんな仕草なかったですよね。
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ゆな(プロフ) - あやたろうさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!喜んでいただけて良かったです! (2022年10月4日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
あやたろう - とても素敵で分かりやすくまとめてあって、一気に読んでしまいました!たのしかったです!! (2022年10月3日 22時) (レス) @page9 id: bb6d3269b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2021年10月1日 14時