【呪術廻戦】もう既に獄門彊に人が入ってた件。２

episode.57 ページ7

◇貴方side



「へぇ、空を飛ぶ移動手段なのか。興味深いね。……君は知ってた？」


今私の手にあるのは傑が選んで買ってくれた歴史の本。因みに今聞いた相手は呪霊達である。私の糸に捕まり動けずにいて、私が手を動かせば絞殺される運命にある。


「えんじん？というもので飛んでいるらしいんだけど……どんな構造なんだろうか……？見た所とても重そうだし……後で傑に聞いてみようかな」


じゃあ、話は終わったしもう君達はいらない。と、手を動かした。


そんな時、音が鳴った。機械音だ。私は、ぽけっとに入れていた掌の大きさの四角く薄いものを取り出す。


「えぇと……これだっけ」


教えてくれた通りに光る画面に触れると音が止む。そして……



夏油『もしもし、小太郎』



「もしもーし！」


こうする事で遠くの相手と会話ができるのだと最近教えてもらい、今は練習中だ。話す時には最初にもしもしって言うんだって！



夏油『帳が上がったから、電話してみたんだ。終わったのかな？』



「うん！すぐ戻るね！」


そう言い会話を終了させた。この時代にはとても便利なもので溢れていて、凄く興味深いし何より楽しい！


このすまほ？えぇと、すまーとふぉん？も会話の他にも文字を相手に送りあうことも出来るらしいし、いろいろ知らないことを教えてくれるのだとか。


「こんなのが江戸時代にあったらきっと、手に入れた重要な情報をいち早く伝えることが出来ただろうに」


ま、もしあっても使えないよと傑が言っていたけれどね。でんぱ？がないと使えないらしい。


「よし、帰ったらからあげだ〜！」


今日の夕飯はお肉を油で揚げた料理にしてくれるって言ってくれたんだ。とても楽しみ〜！


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