【呪術廻戦】もう既に獄門彊に人が入ってた件。２

episode.91　拾弐 ページ41

◇貴方side



３両全ての乗客を守り続けて数十分後、いきなり急停止された。このままじゃ列車自体が倒れると思いきや、なにかの力により倒れる事は無く列車は止まった。これはきっと悟だ、彼の呪力を感じる。


夏油「大丈夫かい！！小太郎！！」


「あ、うん、大丈夫」


状況判断と、あ、あとは避難か。と思っていたけれど起き出してから大混乱に陥ってしまい乗客は慌てて外に出ようとしていて。慌てなくて大丈夫ですよと傑が声掛けをしていた。遠くで、行方不明だった呪術師の声も聞こえる。良かった、何とかなったようだ。


こう、人助けをすることに悪い気はしない。私達呪術師は、負の感情から生まれた呪霊を祓うのが私達の仕事だ。けれど、こんなに直接助けられたんだと実感する事はほとんどないから、ちょっと嬉しいな。


五条「小太郎！！」


急いで走ってきた悟とその他数名の呪術師。私の出番かなとも思ったけれど、怪我がなさそうで良かった。


「穴？」


呪術師「はい、壁のない、裂け目のような穴をついさっき発見しました。呪力も感じます」


なら……高確率で向こうと繋がっているだろう。この鬼が倒されて出現したという事は、何か関係があったようだ。さて、帰ろう、そう思った時……戦闘の音が聞こえてきたのだ。


とても大きなエネルギーのぶつかり合い、もう鬼は倒されたのではなかったのか。


「何か、叫んでる？」


五条「だ、ねぇ」


煉獄さんの勝ちだー、とか、卑怯者ー、とか。これは……


「ちょっと行ってくるわ」


悟が、両手を組んで来て。飛ぶなら足場にしていいよ、だそうだ。そして、思い切り飛ばしてくれる。


……いた、あそこだ。





領域展開 亜構死療





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