【呪術廻戦】もう既に獄門彊に人が入ってた件。２

episode.79 ページ29

◆五条side



貴方「こっ……こっ……こっ……！！」


只今、鶏のような声を出しキラキラと目を輝かせているAが見つめているのは……


貴方「これっ！！３分で出来るの！？本当に３分で！？」


夏油「そうだよ、お湯を入れてから３分待って完成するんだ」


今日スーパーで買ってきたカップラーメンだ。僕らにとっては当たり前の事だけど、江戸時代ならまずありえない事だろうね。まずラーメンからか。今度連れてってあげよっかな。


お湯を渡して、ワクワクしながらお湯を注ぎ蓋を閉めたA。駄目だよ、３分前に開けちゃ。そう言うと子供のようにいい返事をしてくれる。かわいーなー。


因みに、王道の醤油ラーメン、塩ラーメン、あとうどんの３種類だ。食べ比べの方が楽しいよね。


傑ー箸ー！とキッチンにいる傑にお願いして、持ってきた傑から受け取った時、何だかAから強い視線を感じた。え、僕らがイケメンだって？うん知ってる。


夏油「どうしたんだい？」


貴方「硝子から教えてもらったんだ。こういうのって……なんだっけ、びー、びー……れる？あるふぁべっと２文字のやつ」


……惜しい、凄く惜しいけどちょっと待て。硝子、何てもの教えてるんだよ。


夏油「いいかい、それは覚えなくてもいいものだから忘れていい」


貴方「何で？」


夏油「いいから、どうしてもだ」


すっげぇ圧だな。そんなに嫌かよ。まぁ教育的にはアウトだけどな。


とりあえず、その疑問に何度も聞いてきたが３分後に出来上がったカップ麺で全て彼女の頭からふっ飛ばされたのだった。硝子、あとで覚えてろよ。


．

episode.80　×K　壱　→←episode.78

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す