【呪術廻戦】もう既に獄門彊に人が入ってた件。

episode.49　HappyBirthDay！！ ページ49

□伏黒side



任務から帰ってきて、いきなり虎杖に捕まった。こっちこっちと腕を掴まれ連行されて。まぁ、忘れていたわけではない為大体予想は付いている。


「おい、分かったから腕を引っ張るな」


虎杖「こっちこっち！！」


そして、電気のついてない俺ら１年の教室。ガラッと開けたその瞬間電気が付き、



「「「「誕生日おめでとう！！！」」」」



パァン、とクラッカーの音が聞こえてきて紙とかが飛んでくる。中には、釘崎に、２年の先輩達に……


「……は？」


「「「「……は？」」」」



貴方「おめでとう伏黒少年！」



予測していなかった人物の登場に、この場の全員が唖然とした。しかも、彼女の手にはクラッカー三つ。指に挟んで三つ一気に鳴らしたらしい。


もう一個鳴らしていいか？とポケットからまたもう一個クラッカーを出してきて、おめでとうと鳴らされた。ツッコミどころが沢山ありすぎるのにこの状況についてこれずにツッコめない。一体どうしたらいいんだ。


禪院「おい、何でお前が来てんだ」


貴方「いやぁ、呪術師の君が産まれてきてくれためでたい日を祝いたくてね、お邪魔してるよ」


本当は、けぇきを顔にぶつけるんだろ？と言ってきて。てか、めっちゃやりたそうだぞ。こんな人にやられたら頭ふっ飛ぶんじゃないか？


禪院「気色悪いペットはどうした」


車にいるよ、と。気色悪いペット、という言葉には癪に障るが祝いの場だから追及はしないから安心しろ。と笑顔で言われて。なんか、いろいろと命拾いしたような、そんな気分だ。


貴方「伏黒少年、君は少し厄介な術式を持って生まれてきた。だが、君はまだまだ若い呪術師だ。これからこの腐った呪術界を一新してくれる一つの力となってくれることを祈ってる」


あぁ、君達も同じだからな。頑張ってくれ。と、笑顔で俺達に言ってくる江戸時代の英雄。上から目線で何言ってるんだと言いたそうな人が何人かいるが、それよりも違うほうから声が聞こえてきた。



宿儺「ほぅ、大昔の者がこんな事で随分と楽しそうではないか」



貴方「あ”？」


この部屋の、温度が急激に下がったように感じた。


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