episode.44 ページ44
◆夏油side
私達の間にソファーの後ろから顔を出した、話の中心人物。聞いてたのか、A。けど、気配を消して近づくのはやめて欲しいな。
貴方「二人まとめて愛してあげる」
五条「……凄いこと言うよね、いつも」
とてもニコニコと楽しそうなA。私と悟は、目を合わせた。彼女の話に異論はなさそうだな。
まぁ、私とAはずっと一緒だからいつも悟は恨めしい目で見てきてた。でもこれなら平等というルールが作れる。
五条「お目が高いね〜、欲張りじゃない?」
貴方「そう、私欲張りなの。二人とも欲しいな〜。二人とも私にとってかけがえのない人だから、どっちも愛せるよ。どっちか、なんて選べないくらい。どう?」
引いた?という彼女の言葉に、そんな事ないよと返した。
まさかそうなるとは、と驚いていると悟が彼女の顔を自分の方に向けキスをしてて。抜け駆けはダメだよ、悟。
「A」
悟の次はなんだか癪だけど出遅れたからね。と思いつつ私もキスをした。
五条「Aホント男前だよね、僕らより。恥ずいんだけど」
貴方「そう?悟も男前だよ?」
「そうだね、悟も男前だ」
五条「……なんかムカつく」
ま、これでもいいかな。楽しそうだ。
ソファーの背凭れの上に手を付き軸にしてくるっと回り私達の間に座ってきた。さすがの身のこなし。そして僕達の腕を自分の腕で絡めてきて。
貴方「じゃあこれからよろしくね、二人共」
五条「僕ら二人手に入れたんだ、覚悟した方がいいよ」
「私達の愛をちゃーんと受け止めてね」
貴方「誰に言ってるのさ、任せてよ!」
じゃあ今日のお風呂は一緒に入って一緒に寝ようね!と楽しそうに言う彼女。
五条「あんまいつもと変わんなくない?」
「まぁ、そうだね。けど、遠慮は無くなるよ」
貴方「してたの?」
「してたさ、女の子だからね」
大人〜、と言われるけどこれが普通だよ。君がおかしいだけだよ、距離感がね。
貴方「あら、もしかしてそういうのがお望み?」
それってむっつりすけべって言うんでしょ?と言ってくるAに悟が爆笑。ちょっと待って、その言葉一体どこで覚えたんだい?
まぁAがいいならいいけどね、と言う私に悟も便乗してくる。
貴方「私も別にいーよー」
五条「……言ったな?」
悟の眼が光った。あぁ、今日は寝れないかも。
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ゆな(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。実は、五条悟と夏油傑ダブルにしようと思ってるんです。申し訳ありません。 (2021年12月23日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月23日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - threelillyさん» お気になさらず!ご報告ありがとうございます! (2021年12月14日 13時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
threelilly(プロフ) - ごめんなさい!スクロール左手でしてたら低評価のところを触ってしまいました。取り消しができないのでコメににて失礼します。 (2021年12月14日 13時) (レス) @page40 id: b1e8cf5f33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒猫。さん» コメントありがとうございます。わぁ、嬉しいです!これからも可愛い夢主ちゃん書けるよう頑張りますね! (2021年11月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2021年10月31日 8時