検索窓
今日:27 hit、昨日:63 hit、合計:608,718 hit

episode.39 ページ39

◆夏油side



次は、彼女が現れた。本当に一瞬だった。そして、彼の目の前に立っていて、彼の首にはクナイが付きつけられていた。彼も私も一歩気が付くのが遅れたから、きっと彼女が本気ならもう彼はこの世にはいなかっただろう。さすがだね。


というより、見ていたなら助けてほしかったな。酷いご主人だ。


貴方「それで、アンタ誰」


不知火「お、お初にお目にかかります、小太郎様……」


彼は、Aに用があって来たのだそうだ。


不知火「我々不知火家は以前、風魔一族という名前でございました。我々は末裔でございます」


成程、事情があって名前を変えたのか。風魔一族は滅んだとされていたけれど、そういう事だったのか。


そして、彼はAに屋敷に来てほしいと言ってきた。彼女は、もう任務は終わらせてきたらしい。私に目を向けてきたけれど、私は笑って返した。私には何かを言う権利はないよ。彼女は向かう事を選び、伊地知の運転の元屋敷に赴くこととなったのだった。


まさか風魔一族がここで出てくるとは、彼女が来て余り経っていないけれど……ご先祖様が現れたんだから大騒ぎだっただろうね。









伊地知「こ、こんな山奥でしたっけ……?」


不知火「向こうは仮、こっちが正式な本家ですよ」


何だか、懐かしそうな顔をしているA。きっと知っている場所だったのだろう。江戸時代にここはどんな場所だったのか気になるな。


そうして着いたのは、大きな屋敷。質素、という言葉が似合うかな。


不知火「我々は、小太郎様の姉君、希代様の家系に当たります」


貴方「確かに、姉上に似てるなと思ってたよ」


そしたら姉妹であるAとも似てるのかなと思ったけれど、あまり似ていないような気がするな。そんな私の疑問に気が付いたようだ、彼女は「姉上とは腹違いの姉妹なんだ」と。なるほどと納得してしまった。


部屋に通され、お茶を出された。何だか、仕草がとても綺麗だと思った。家だとそんな事なかったし、むしろ悟と一緒で行儀が少し悪いと思うが。きっと教育されたんだろうな。そこら辺も悟と一緒か。


貴方「それで、どんな話をしてくれるのかな」


不知火「我々は、明治時代に風魔の名を隠しました。ですが今回の件で、7代目風魔小太郎様が復活なされました。今こそ、我々風魔がまた表舞台に立つ頃かと」


ふむ、これは風魔家当主を彼女に努めてほしいという所かな。


episode.40→←episode.38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (601 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1625人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆな(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。実は、五条悟と夏油傑ダブルにしようと思ってるんです。申し訳ありません。 (2021年12月23日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月23日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - threelillyさん» お気になさらず!ご報告ありがとうございます! (2021年12月14日 13時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
threelilly(プロフ) - ごめんなさい!スクロール左手でしてたら低評価のところを触ってしまいました。取り消しができないのでコメににて失礼します。 (2021年12月14日 13時) (レス) @page40 id: b1e8cf5f33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒猫。さん» コメントありがとうございます。わぁ、嬉しいです!これからも可愛い夢主ちゃん書けるよう頑張りますね! (2021年11月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆな | 作成日時:2021年10月31日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。