神様っ！！なんて所にトリップさせてるんだっ！！【Another story 赤井ver.】

episode.11 ページ11

◇貴方side



赤井「いただきます」


「い、いただきます……」


え、何でこうなった。何で私、赤井さんと一緒にご飯食べてるんだろ。


赤井「今日は、」


「ひゃいっ！？」


あっ……変な声出ちゃった……は、恥ずかしい……


赤井「ずっと家にいたのか？」


「ハ、ハイ……」


赤井「そういえば、シーツが干してあったな。今日はいい天気だったから、洗濯日和だったか」


あっ……そういえば取りこんでなかった……忘れてた。いや、それどころじゃなかった。


赤井「もう取りこんであるから安心してくれ」


「あ、ありがとう、ござい、ます」


あぁ、なんか、凄くレベルの高い会社の面接を受けてる気分だよ……


赤井「味はどうだ、口に合うだろうか」


「あ、はい……」


味なんて分からないです……とりあえず、この場から解放されたい……い、いろいろと……


「ごちそうさまでした……」


はぁ、やっと食べ終わったよ……喉が通らない状態だったけど、赤井さんが作ってくれたんだから絶対に残しちゃいけないって頑張って食べました。頑張った、私。




赤井「――さて、」



「っ！？」


いきなり、その声で空気が変わった。



赤井「そろそろ、君の事を教えてもらおうかな」



あ、やばい。


そう思って立ち上がろうとしたけれど、もう既に近くにいて、私の右腕を掴まれてしまい。自身の座る椅子の背凭れに手をかけて至近距離となってしまった。


赤井「君は、一体どこから来たのかな？」


「！？」


かっ顔近い顔近いっ！！


赤井「見れば見るほどそっくりだな、変装しているわけでもない……」


ちょっ見ないでくださいっ！！！死んじゃいますっ！！！！


赤井「おや、こういうのは苦手だったかな？」


ひぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！ハニトラやめてぇぇぇぇぇぇぇ！！！


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