【呪術廻戦】彼女が最期に、残したもの。

episode.21　End ページ21

◆五条side



柚月は、最期の力を振り絞ってAを産んだんだ。…………僕に託したんだ。


僕には五条家とかあったし、もし抱き合わせで生まれてしまったら上層部が目を付けてしまうのではと考え、助産師さんに目が青かったら施設に入れてあげてくださいと託し隠したんだ。


小さな頃から苦労させたくないと。まぁ、それは失敗に終わったんだけど。


「Aって名前、お母さんが付けたんだ。最初で最後の、お母さんからのプレゼントなんだよ」


それだけ、愛してくれてたんだよ。


そして、今も。


「誕生日、おめでとう。………生まれてきてくれて、ありがとう」


ぽろぽろと涙を流す娘。あーもー美人さんが台無しじゃん、とハンカチで拭いてやる。


貴方「産んでくれて、ありがとう。お母さん。……………………愛してくれて、ありがとう。お母さん。お父さん」


「うん。これからも、だからね」


貴方「うん！」



柚月、色々大変な事とかあったり、これからもあるかもしれない。けど、僕達は幸せだよ。


「今日、ちゃんと夕方には帰れるよ」


貴方「ほんと！やったぁ！じゃあお父さん、今日のケーキさぁ、」


「分かってるって、あそこでしょ？もう予約済み」


貴方「やったぁ！」


だから、これからも空の上で見ててよ。






fin







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これまで読んでくださってありがとうございました。いかがだったでしょうか。

コメント、評価してくださった皆様、ありがとうございました！

他にも呪術廻戦やコナン作品がありますので読んで頂けると嬉しいです。

ゆきな☆

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