episode.140 ページ38
◇貴方side
朝、プライベート用のスマホが鳴り出し目が覚めた。
「はい」
真純『good morning A！』
「おはよ、真純。朝から元気だね」
いやぁ、若者は元気でいいね。
真純『まぁな！Aは今日空いてるか？』
「うん」
真純『じゃあ出掛けないか？』
「うん、いいよ」
真純『やったぁ！』
そんなこんなでショッピングが決まり、電話を切ってからもぞもぞと誘惑の塊であるお布団から脱出した。
待ち合わせ場所に着いた。見渡しても彼女の姿は捉えられない。
ちょっと早く来すぎちゃったかな？
ま、いっか。
そんな事を思いながら近くのベンチに座ってスマホを片手に真純を待った。
男「ねぇねぇ君一人？遊ぼーよ」
男「ねぇいいだろ？俺らだけじゃちょっとつまんなくてさ」
なんか来た。野郎が二人。これがナンパというやつか、人生初だよ。今までの私、苦労してたんだな。
最近までイケメンなお兄さま達がいらっしゃったからね。
「ごめんなさい、人待ってるの」
男「え〜、来てないじゃん」
男「時間すっぽかしてんじゃないの？それか寝坊してんじゃね？」
男「そんなのより俺らの方がいいって！ほらいこ！」
しつこいな、だからモテねぇんだよ。自覚してる？
？「ねぇ、その子僕のだから退いてくれる？」
「っ！？」
真純「ごめんね、もっと早く来てれば良かった」
「ううん、待ってないよ」
真純「おにーさん達どっか行ってくんない？」
そうしてあのヤロー共を追っ払ってくれた。さすが真純！
「ありがと」
真純「ううん、僕今日はAのナイトだから！」
あ、だから今日はメンズライクなのか。カッコいいわ真純マジ最高hshs♡
「はは、じゃあ今日一日よろしくお願いします。ナイト様？」
真純「ははっ、じゃあ行こっか！」
.
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年11月18日 11時
