episode.43 ページ43
◇貴方side
ゼクス「それが本性ってやつか」
「えぇ、そうよ」
ゼクス「そうか、俺も嬉しいよ。栞……」
そうして目線を捕まえた。
絶対に外させない。逃げさせない。
そして相手が油断したその一瞬を。
――絶対に逃さずに、確実に。
「ッ!!」
ゼクス「ッ!?」
拳銃を持っていた右手を振り払い、懐から抜け出した。
すかさず右手を掴み、関節を反対方向に思い切り曲げる。
ゼクス「ぐッぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
そして、反対の左手を掴んで懐に入り込み背負い投げをかまして両手を後ろで掴み手錠をかけた。
ゼクス「きッ貴様ッ!!」
「あら、貴方に貴様と呼ばれる筋合いはないわ。黙ってくれる?」
Prrrrrrrrrrrrrr...............Prrrrrrrrrrrrrr...............
「こっちは終わったわ、零」
零『了解、こっちも終わったが風見のところがまだだ。そっちに何人か送ったから、到着次第風見のいる地点へ』
「了解」
そうして数分後に来てくれた部下達に現場を任せて、愛車のジャガーちゃんに乗り込んだ。
「……あー、胸糞わりぃ……」
気持ち悪い。早くシャワー浴びたい。
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作者名:ゆな | 作成日時:2019年9月18日 9時