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episode.69 ページ19

◇貴方side



「結局、中身は密入者の重要な情報だったってわけか…………」


もうそいつらは公安がお縄に付けた。でもなんだかあっさりって感じなのよね。


あのホテルの時のセキュリティー解除をした時。まるで私達が忍び込んでくるのを知ってるみたいな感じだった。


「あのセキュリティー自体が罠……………?」


でもあんな強固なセキュリティーを作れるのは限られてくるけど、途中までしか絞れない。


「いったい、誰が…………」


とりあえず、もっと調べる必要があるわね。


今父さんと母さんは別件で東都を離れているから、戻ってくるまでにいくつか調べなきゃ。


「ん〜〜〜っ、疲れたぁ〜〜!」


降谷「だいぶおつかれだな」


「あ、お疲れ。もう上がるよ」


降谷「あぁ」


急いで片付けると、パソコンが音を鳴らして点滅した。


「ッ!?」


すぐにパソコンを開く。


降谷「どうした」


「…………………誰かが私達の戸籍を開いた」


降谷「戸籍?」


「私とあの子達、両親の戸籍は頑丈なセキュリティーで固めてあって表面上は普通の戸籍になってるの」


降谷「誰かが破って中身を見たってことか」


「えぇ」


並大抵の人じゃ解除するのは難しいセキュリティー。それを破られたんだ。何かあるはず。


Prrrrrrrrrr............Prrrrrrrrrr............


「……………………………ッッ…」


俊太のスマホに掛けてもなかなか出ないッ俊太が出てくれないッ…………


ずっと呼び出しコールが続いたが、出てくれない。


「で、出ないよッ……」


降谷「落ち着け、家の電話には……」


「うんッ」


家の電話に掛けてもずっと呼び出しコールだったが3コールあたりで電話がでた。


「俊太ッ!!今どこッ!!」


はる「Aッ…………Aねぇッ…………えっぐッ………しゅんにぃがッ………」


「俊太ッ!?俊太がどうしたのッ!?」


はる「えっぐッ…………ぜんぜんッ……がえっでごなッ………ぃ゛ッ………」


「何があったのッ!?」


それでも春はなかなか泣き止まない。


降谷「A、落ち着け」


「う、うん…………」


降谷「Aの家だったら…………工藤君が近いか」


そう言って工藤君に電話をしてくれている降谷さん。


降谷「工藤君が今家に行ってくれてる。俺らも行くぞ」


「う、うん……」







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ゆきな☆(プロフ) - 碧海さん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです!ありがとうございます!! (2021年5月9日 15時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
碧海(プロフ) - こんにちは。すごく、よかったです。話しに引き込まれました。 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 555287d8fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 朝日奈 美奈さん» コメントありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2019年10月29日 17時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈 美奈 - とても面白かったです!これからも頑張ってください!! (2019年10月29日 17時) (レス) id: c6014268c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ほのかさん» コメントありがとうございます!心配までして頂けるなんて( ´ ` *)ありがとうございます(*^^*) (2019年10月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2019年10月5日 18時

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