epilogue ページ11
「十四松くん野球上手だね!」
その一言が嬉しくて、思わずボールを転がした
「あ、ありがとうもろこしーっ!!」
「じゅ、十四松くん!ボール!」
彼女は急いでボールを追いかける
「これ、お姉さんのボール?」
ボールを拾ってくれたのは7歳くらいの子供だった
「うん…!ありがとう」
彼女はにこりと笑った
子供ははい、と渡して僕のところに寄ってきた
「ねえね、お兄さん!
野球のユニフォームかっこいいね!!」
「…っあ、」
思わず声を漏らす
「僕もそのユニフォーム着てみたいなぁ!
あ、そうだ!」
子供は彼女の持っているボールに目を向けた
「僕も野球すればそのユニフォーム着られるのかなぁ!」
子供の目はキラキラ輝いていて、まるで…
、
「ねえ!お兄さん!僕も野球したい!
ボールを投げたいんだ!
教えてくれるかい?」
“一緒にキャッチボールするか?”
“松野、約束だ
僕が生まれ変わったら
必ず野球教えてくれよ”
「…うん、えっと、えっとねえ!
まずね…!」
涙目になった目をこする
そして、
僕はまた1歩踏み出す
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o2闇松 - 泣けました!とても良い話でした。グスッ感動。 (2016年2月26日 19時) (レス) id: b5d90bf0f7 (このIDを非表示/違反報告)
▼鳴乃少年はバケツをかぶった(プロフ) - ココさん» うわー!!!!なんかあざーす!!!! (2016年2月1日 6時) (レス) id: ddb8517db1 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - うわーーーーーー!涙が止まんねーーー!感動した! (2016年1月31日 22時) (レス) id: 460fe7d851 (このIDを非表示/違反報告)
▼鳴乃少年はバケツをかぶった(プロフ) - 抹茶さん» な、泣かないでください(´;ω;`)ウッおおおおおあありがとうございますううう (2016年1月16日 14時) (レス) id: ddb8517db1 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ヤバイ泣きますってか泣いた…良い話でした!十四松がぁぁあああぁぁぁ((ry次回の作品も楽しみにしています! (2016年1月15日 14時) (レス) id: e7d090236a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鳴乃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a78fee6a561/
作成日時:2016年1月3日 19時