命にかえても…【ハイキュー×鬼滅の刃】

7輪 ページ8

Aside

私が治くんと話していると


昨日助けたもう1人の子が教科書を忘れたらしく


治くんに借りに来ていた


でも、治くんは持っておらず


私は貸すくらい良いかと思って


A「あの」


声をかけた、すると


侑「あぁ？なんや、雌豚は黙っとれや」


はい？なんで、あなたから


そんなこと言われなくちゃいけないんですか？


鬼だったら速攻で首斬ってますよ


治「おい、ツム初対面でそれはないやろ」


侑「うっさいねん、俺はサムに」


輝「世界史貸しますよ？これないと授業受けれないんですよね？」


侑「お、おう」


輝「じゃあどうぞ」


女は半ば無理やり俺に押し付けてきた


治「お礼くらい言いや」


侑「言われんくても分かっとる…ありがとう」


輝「いいえ」


鬼の音がする、昼間なのに…


私は席を立ち、廊下に向かおうとすると


治「何してんねん、輝、今から授業やで」


輝「実は先生から呼ばれてるので職員室に行ってきます」


治「おん、そうか、気ぃつけてな」


輝「はい」


何とか治くんを交わせました


後は音を辿るだけ、付いた先は女子トイレ…


なんでこんな場所に、しかも、個室から音がする


私は個室のドアを足で壊した


すると、そこには鬼になった女子生徒がいた…


A「なぜこんな所にいるのですか？」


女「急に男の人が…頭に指を入れてきて…お前は鬼になったのだ…って」


A「な、無惨か…」


女) 「…む、」


A「その名を口にしては駄目、呪いが発動してしまいます」


女「呪い？」


A「あなたはもう人ではない…鬼になったんです…」


女「そ、そんな…」


A「そして、私は鬼殺隊です、鬼が目の前にいる以上、見逃す訳には行きません」


A「なので、あなたに選択肢を委ねます」


A「人を喰らう前に斬られるか、人を喰らわない自信があるなら、そのまま過ごすか」


女「もう、私は…人間には戻れないの？」


A「えぇ、戻れません…」


女「そっか…私、家族や友達を傷付けたくない…だから、斬ってください」


A「本当にそれで良いのですね」


女「はい…」


A「分かりました、目を瞑って下さい」


目を瞑ったことを確認すると


A「華の呼吸 伍の型 華胥之夢」


痛みを感じない技を使った


女「ありがとう…」


そう言って泣きながら


女子生徒は散っていった…


A「来世は鬼にならん事を…」


また、私は祈るしか無かった…

8輪→←6輪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す