これがスペード ページ40
“3分前です。”
ダルマまで後少しのところまで来て音声が流れる。今私の斜め後ろにいるのは、杏と反対側には、怯えながらも着実に進んでいるタッタ。あとは初心者ではなさそうなプレーヤー数人。
次はいつ振り返るのかと皆んな身構える。ダルマさんが転んだの声はそのままに、ダルマの頭の後ろあたりが光る。あっと思った瞬間、プレーヤーの頭を撃ち抜いた。
ダルマは「ダルマさんが転んだ」を言っている間は動いているプレーヤーを探し光線銃のようなもので頭を打ち抜く。
「こんなの無理ゲーだろ!」
タッタの声が響く。
「でも…銃口はひとつ、複数で動けば打てないんじゃないかな」
周りにいるプレーヤーに向けてそう言うと、杏が賛同した。
「確かに、ダルマが振り替える直前に動きを止めれば誰も撃たれない」
これは複数で動いた方が良かった。杏の言う通りだったと溢す。
「この人数で十分よ、足を引っ張られても困るもの」
そう返す杏は慰めでも何でもなく本当にそう思っているようであった。
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かえで(プロフ) - おこめさん» えー!ありがとうございます!見ていてくださってたんですね。めちゃくちゃ嬉しいです…!今後ともよろしくお願いします! (2023年2月20日 23時) (レス) id: 8a349644e1 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - かえでさん初めまして!いつも楽しく拝読させていただいております!更新頑張ってください。陰ながら応援しております^ᴗ͈ˬᴗ͈^♡ (2023年2月20日 22時) (レス) id: 9157f8724a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえで | 作成日時:2023年2月8日 19時