錆兎といやらしい【リクエスト】 ページ9
【いやらしいことをしなければ出られない部屋】
さらりと錆兎の手が私の髪を撫でる。
「髪、切ったのか」
じっと目を見つめられなんだか気恥ずかしさを感じる。目をそらしながら小さく頷き
『血がね、ついちゃって……汚れちゃって』
そう呟いた。
「そうか」
自分から聞いたくせに、興味なさそうに返事をする。
髪を撫でていた手がすっと腰に回り、きつく抱きしめられる。
「俺は前のお前の髪も好きだったがな」
そう言って首元に唇を近づけ、紅い花を咲かせる。
「どんな理由であれ、お前の髪を切るきっかけが俺じゃないのは腹立たしいな」
腰に回されてた手が下におり、太ももにぴたりと張り付く。
『へ、変なこと言わないでよ……お、男の嫉妬は見苦しぞ……』
意識してるなんて思われるのは癪で、いつものおどけた調子で会話をする。
「まぁ、確かに見苦しいな。でも、」
首元にあった顔が私の耳元に持って来られる。
軽い口づけの音がした後囁くように錆兎が言った。
「その、見苦しい男を意識してるのは何処の誰だ?」
顔に熱が集まる。
バレていた?いつから?ってかなんで?
そんなはてなが頭に浮かぶ間も錆兎は、首元、ほっぺと口づけしていく。
太ももに這わされた手は内側に回り、触れると言うより、優しく揉むようになっている。
不意に目が合う。熱い、熱いその視線に悟る
(喰べられる____________)
ゆっくりと顔が近づく。私はきつく目を閉じ__
ガチャッ
扉が開く音が聞こえると同時に錆兎が私から離れる。
「ほら、開いたぞ」
そう言ってさっさと部屋から出ようとする。
(な、な、なんだって!?)
あれだけの雰囲気になっておきながら、そんなあっさり引き下がるのかとやきもきしてる私を見て錆兎は、小さく笑った。
【続きは、今晩な】
おや?桜華さんに言いたいことがあるみたいです!
「リクエストありがとな。
いやらしい……ちゃんとできただろうか。
まぁ、もう少し過激でもよかったんだけど、そういうのは2人だけの秘密のほうがいいだろ?
な、ちゃんと俺の目を見ろ。お前しか見えてない、見苦しい男の目を」
リクエストありがとうございます!
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杏 - 夢主ちゃんの年齢は何ですか? (2020年5月19日 17時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - こんにちは夢主ちゃんと、義勇のどちらかがプロポーズしないとでられない部屋をできたらお願い申し上げます ない (2020年5月19日 13時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - だとしたら、『夢主ちゃんの着替えを見ないと出れない部屋』でお願いします!メンバーは義勇、炭くん、むいくん、童魔。詳しい指定が必要だったらドンとこい!ということです! (2020年4月12日 21時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - はじめましてです。実は私もしのぶ様が一番の推しなんですよおおおおおお!(汚い高音)ああああああああああああ!!!失礼しました。うんとその、今ってリク受け付けていますか? (2020年4月12日 21時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
レート@苺みるく(プロフ) - nerineさん» コメントありがとうございます!童磨の口調が謎なので迷いながら書いてました…!教えていただきありがとうございます! (2020年3月20日 12時) (レス) id: 6ecd7d808a (このIDを非表示/違反報告)
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