煉獄さんと記憶【リクエスト】 ページ8
【記憶を無くさねば出られぬ部屋】
「俺と君は、運命なんだ!」
煉獄さんは初めて会ったときそう言った。
最初はなんて奴だとちょっと引いたけど、本当に煉獄さんとは気が合って、そしてお付き合いをした。
私たちは本当に運命だったのかもしれない。
なのに
『嫌ですっっ…………私から貴方を奪わないで……っ』
煉獄さんは背中を撫でて私をなだめる。
「頼む、A。
お前の記憶から俺を消してくれ」
首を横に振る。ここから出るにはお題を達成するしかない。
つまり、どちらかがどちらかを忘れるしかない。
「困ったな…」
煉獄さんはずっと泣く私の涙を拭き取り、目を合わせる。
「逆に聞くが、俺が君を忘れたら、君は耐えられるか?」
『…………無理です』
「なら、君が飲むんだ。俺は君に辛い思いをさせたいわけじゃない。
大丈夫。俺を信じてくれ」
目頭が熱い。
それでも、今の私には煉獄さんを信じるしかなかったから。
薄い煙が私を包み、そして、眠りに落ちた。
____________________________________
桜が髪の毛に絡まる。今日は、柱のお世話係となって初めての日。
柱の方々にご挨拶をする。
「蟲柱の胡蝶しのぶです。1人で抱え込まず、時には私たちを頼ってくださいね」
蟲柱様のお優しい言葉に頭を下げる。
(ここでやっていけるかな……私、泣き虫なんだよなぁ)
頭をあげると猫のような鋭い瞳が私をとらえる。
「炎柱の、煉獄杏寿郎だ!
ところで」
炎柱さまは、私に近づき右手をとる。
「俺と君は運命なんだ!」
突然のことに度肝を抜かれる。
しかし
(なんだか、懐かしい)
【この世界は、ループする。】
おや?ここんさんに言いたいことがあるみたいですよ!
「リクエストありがとう!!って君か!嬉しいなぁ!
……?Aとこの後どうなったかって?
……また恋をして、2人で笑いあって……
同じ血鬼術にかかって、Aが俺を忘れて、また恋をして……
そんな繰り返しだ!
毎回、心が折れそうになる。
……ここん、君だけは俺を絶対忘れてくれるなよ?」
リクエストありがとうございます!
錆兎といやらしい【リクエスト】→←煉獄さんと薬【リクエスト】
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杏 - 夢主ちゃんの年齢は何ですか? (2020年5月19日 17時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - こんにちは夢主ちゃんと、義勇のどちらかがプロポーズしないとでられない部屋をできたらお願い申し上げます ない (2020年5月19日 13時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - だとしたら、『夢主ちゃんの着替えを見ないと出れない部屋』でお願いします!メンバーは義勇、炭くん、むいくん、童魔。詳しい指定が必要だったらドンとこい!ということです! (2020年4月12日 21時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - はじめましてです。実は私もしのぶ様が一番の推しなんですよおおおおおお!(汚い高音)ああああああああああああ!!!失礼しました。うんとその、今ってリク受け付けていますか? (2020年4月12日 21時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
レート@苺みるく(プロフ) - nerineさん» コメントありがとうございます!童磨の口調が謎なので迷いながら書いてました…!教えていただきありがとうございます! (2020年3月20日 12時) (レス) id: 6ecd7d808a (このIDを非表示/違反報告)
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