〇〇しないと出られない血鬼術 肆

煉獄さんと初夜【リクエスト】 ページ20

【旦那と初夜をしないと出られない部屋】




常々からお慕いしていた煉獄さんと夫婦となったその日の夜の任務でこんな血鬼術にかかるとは……



なんとも言えない気持ちになる。



「そう固くなるな、北里少女！」


わしわしと乱雑に頭を撫でられる。


「君が嫌なら、2人でこの血鬼術の部屋を壊せばいい。

なぁに、柱が2人もいるんだ。心配するな。


しかし、もし嫌じゃないなら……」



そう言ってじっと見つめられる。

続きの言葉は、聞かなくともわかっている。


そりゃあ、はじめてのことはなんであっても怖い。


初めて鬼に親を喰われた日も


初めて最終選別に行った日も


初めて柱の皆さんと会った日も


全部怖くて怖くて泣いてしまった。


きっとこれからすることも痛くて、泣いてしまうけど


貴方となら後悔はしない。


むしろ、どんな辛いことも苦しいことも貴方となら乗り越えられる。

肯定のかわりの煉獄さんのほっぺたに唇を押し付ける。


優しげに微笑む煉獄さんに押し倒され、もう一度口付けをする。


『れんごく……さん』


「どうした、北里少女」


私のことを気にかけてゆっくりと頭を撫で目線を合わせる。



『私は……もう煉獄なので……北里少女って呼ばないでください……』


煉獄さんは少しキョトンとした後また優しく微笑み、私の隊服に手をかけた。


「わかったよ、A」


そう言って今度は深く、私に口付けした。



【健やかなる時も、病めるときも

隣に貴方がいてほしい】



おや？ぱぴこさんに言いたいことがあるみたいですよ！



「ぱぴこくん！！りくえすと感謝するぞ！

しばらく更新しておらず、すまなかったな…


だが、またこうして君と会えたこと俺は嬉しく思う！

またのりくえすと楽しみにしてるぞ！」



リクエストありがとうございます！！




――――

本誌やべぇ。

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