〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

玄弥とお風呂【リクエスト】 ページ40

【2人で風呂に入らないと出られない部屋】


「絶対この部屋出たら鬼を殺す」


『げ、玄弥落ち着いて…』

ポンポンと背中を叩き落ち着かせる。

そんな私の声も聞こえないのかしきりに

「殺す…………殺す……」と呟いている。

殺意が高い。


『私なら大丈夫だから…ね？』

「大丈夫とかじゃなくて！嫁入り前の娘が男入るなって！嫁に行けなくなるぞ！」

肩を掴まれ揺さぶられる。

説得するように言われるが


『……玄弥は、私を貰ってくれないの？』


私と玄弥は、付き合っているがまぐわうどころか口づけももっと言うなら手だって繋いだことがない。


『玄弥は、私のこと好きじゃないの…』


「いや、そう言うわけじゃないが！！」

目に見えて慌てる玄弥についついため息が出そうになる。


自分に女の魅力がないのは知ってた。

でもこうあからさまだと……

『ひゃあああああ』

ぐいっと姫抱きにされ玄弥が風呂場に向かう。


そして……

服を着たまま風呂に浸かった。


『な、何してんの玄弥！？』

「風呂入れってだけだから……服着たまんま……」

姫抱きの状態で抱き寄せられ玄弥がそう言う。

「俺……お前のこと好きだけど、呼吸も使えねぇから……まだお前を守ることできねーけど……


いつか強くなって必ずお前を守れる男になる。

だから、もしそうなったら……

結婚してくれるか？」


付け足すように

「別にお前が嫌いなんじゃなくてお前に守られてる自分が情けなかっただけで」

と言った。

『玄弥……』

玄弥は、ちゃんと私たちとのことを考えていた。


ギュッと強く玄弥を抱きしめる。


【早く強くなってね。まってるね】



おや？美桜さんに言いたいことがあるみたいです！


「リクエスト……ありがとよ。


な、なんか俺が照れたせいで情けない感じになって悪かった。

だけど結婚前の女が男に……体を見せるのはいかがなものだろうか……

とか思ったんだよ……


笑うなよ。


とにかく、それだけお前が大事なんだ！


分かってれ」

リクエストありがとうございます！

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