〇〇しないと出られない血鬼術 参※リクエスト停止中

錆兎と甘く【リクエスト】 ページ16

それはきっと、ちょこれえとのよう。



【後ろから抱きしめ、深く接吻をしないと出られない部屋】


「う、しろを向け！」


『嫌でござる嫌でござる！！』

錆兎に背後を取られないよう向かい合わせの状態で逃げる。


錆兎が抱きしめるのと接吻で我慢するわけない。


こいつは、一度燃えると、制止の声を聞かない。



「うおりゃ」


『ひぎゃあぁぁぁぁ』


不覚にも背後を取られてしまい抱きしめられる。

「そんなに抱きしめられんのが嫌か」


錆兎が不満げに言う。



『嫌って言うか…………』


素直に言うべきか。うん。言うべきだ。



あとあと面倒くさいことになるより、今言ったほうがいい。


『錆兎、抱きしめたりとかしたら燃えて、暴走するでしょ？


私が辞めて！って言っても辞めてくれないし』


私がそう言うと錆兎がガブッと甘く首を噛む。


『おぎゃあ！何してんの！？そう言うとこだよ！？』


「理由が納得できない。故にお仕置きだ」


『納得しなさいよ馬鹿！！』


私がそう言うと錆兎が首から口を離す。




「確かに、暴走はするが、お前は嫌がってるようには見えないぞ。



むしろ、もっともっとと目が訴えている」



ひゅっと息がつまる。


そんな顔……してるの……？



錆兎が私に向き直り、接吻をする。


ゆっくりと入ってくるその舌は甘かった。



この味は……



「そういえば、西洋のお菓子をもらったので食べますか？【ちょこれえと】と言う名前です」


そうだ。ちょこれえとだ。


しのぶさんから貰った。西洋のお菓子。



ちょこれえとに似た甘いその舌を私は、きっとまた求めるのだと思う。




【でろでろに甘やかしてやるよ。お前の辞めては、辞めてじゃねぇからな】


おや？三日月狐さんに言いたいことがあるみたいです！


「リクエストありがとな。


なんだか久しぶりに求められた！って感じだ。



今リクエスト中止中だが、再開したら、またリクエストしてくれると嬉しいな。



なんでって……


そんなの、お前に会いたいからに決まってるだろ」




リクエストありがとうございます！

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