〇〇しないと出られない血鬼術

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『あ、愛してるですか』

「そうだ、全員が全員、お前を求めている」


伊黒さんの言葉に他の皆さんが頷く。


『じょ、冗談……でもタチ悪いですよ』


「お前には、俺たちが冗談に見えるか」

冨岡さんの目は悲しそうだった。

他の皆さんの目も真剣だった。

「〜〜〜っ！可愛い！もうだめだぁ！」

蜜璃さんが私のほっぺに口づけを落とした。


「む、甘露寺！抜け駆けはいかんぞ！」


「ご、ごめんなさい、だって可愛かったんだもの」


私はただ呆然としている。


(あ、頭がクラクラする)


座ってる私を囲むように柱の皆さんがやってくる。


「あのですね？Aは、鬼に好かれやすい体質なんだと思います。


鬼を惑わす何かがあります。


私たちはあなたを守らなければならない。


でも、常に守れるわけじゃない。だからあなたが強くならなければならない。


そして、柱と強い関係を持たなければなりません。私たちの気配があるだけで大抵の鬼は逃げますから。」


『強い、関係』


「夫婦です」

しのぶさんが笑う。


「でも、勘違いしないでくださいね？そのためだけにAを求めてるわけではないですよ？

本当に好きなんです。」


だから真剣に選んでほしい。


そう告げるみなさんの目が懇願するようで、私は……



誰かを選ぶ……「今は、好きじゃなくても、必ず好きにさせる」


『自分の力で、強くなります』……「なら、この想いは隠さず、正攻法で落とす」


おや？
赤眼のわかめさんに言いたいことがあるみたいですよ！

(柱ジャンケン中)

「やったぁ！私が勝ったよ〜！

というわけでメッセージは私、甘露寺蜜璃が務めます！

リクエストありがとう！

私たちみんなを選んでくれるなんて……(きゅん)


Aちゃんは結局誰を選んだのかわからないけど、


赤眼のわかめちゃんは誰を選ぶ？

レートちゃん(作者)は、誰も選べないって部屋で泣いてるわ！


あなたは、もちろん、私を選んでくれるわよね？」


リクエストありがとうございます！

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