〇〇しないと出られない血鬼術

善逸と膝枕【リクエスト】 ページ21

【善逸に膝枕をしないと出られない部屋】



「今すぐ！！！！ここですぐしよう！！！！そんで、部屋を出たら結婚しよう！！！！

炭治郎達もよんで！！」

鼻息荒く告げる善くんは、なんだか楽しそうだった。


まぁ、前回の接吻に比べれば幾分楽なお題かもしれない。


『わかった。膝枕するね、結婚はもう少し大人になってからね』


私がそう告げるとピタリと善くんは動きを止めた。


狂喜乱舞とばかりに跳ね回っていたのが嘘のようだ。


『？どっしたの』


私は床に正座をしてぽんぽんと太ももを叩いた。


「ひえっ
うん、うんうん」


私が声をかけるとニンマリと幸せそうな笑みを浮かべて私の元に来た。


コロンと太ももに重みを感じる。


目線を下にやると、パチリと善くんと目があった。

『じぃっと見てどうしたの』


あまりにも見つめてくるもんだから、顔を赤くなる。


善くんはいやぁ、と言って話し始めた。


「さっきの言葉嬉しかったなぁって」


『さっきの？』


さっきなんて言ったっけ。


「結婚は大きくなってからねってやつ。

俺との結婚を視野に入れてないと出ない言葉でしょ？

それが嬉しくって」

そう言ってまたにひひと笑う。


その発言に私はやっと自分の言った言葉の意味を悟った。


(わ、私しれっと求婚を受け入れちゃってた！)


あっさりと、自然に。そんな大事な返事をしてしまった。


それだけ、私にとって善くんとの日常が当たり前化してる事実に胸が震える。



『私、結婚式は本当に大切な人だけをよんでしたい』


今度は善くんが目を見開き顔を赤くした。


「俺も……Aちゃんに爺ちゃんを会わせたいな……」

そういうと善くんは眠ってしまった。


善くんの頭を撫でる。


いつもは頼りない、そんな彼を。


私は……



たまらなく愛しく思う……式にはおらを呼んでください！！


守りたいと思う……「守られるだけじゃ、男じゃないよね」



おや？あいさんに言いたいことがあるようですね！



「あいちゃぁぁぁぁん！！(汚い高い声)


リクエストありがとね！もう好き！

ほら、かっこいいやつなんて沢山いるのに俺を選んでくれてもう俺たち結婚したようなもんだよね！


またリクエスト待ってるよ！

俺、本当にあいちゃんのこと(強制終了)」



リクエストありがとうございます！

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