際会のベルフラワー【魔入間】 (ページ4)

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devil.Ⅱ ページ4

「…？入間様、どうしたのですか」

入間「あ、Aさん！」

学校に向かったはずの入間が戻ってきている

廊下の掃除をしていたAは手を止め、「忘れ物なら私が届けますよ？」と言った

明らかに焦っていた入間を見て思ったのだろう

入間「い、いえ！そうじゃなくて…すみません！！」

そう言い残し、走り去っていった入間

嵐のように去り、背中が見えなくなるまで入間の方を見ていたAは頭の中疑問だらけでいながらも掃除を再開した。

「早く終わらせてオペラの料理食べようかな…」

オペラ「それは嬉しいことですね」

「まぁね」

丁度独り言を聞いたオペラが通りすがりに言う

Aは驚きもせず、何時ものことだと慣れているようだ

___実はこの2人、小さな頃からの長い付き合いの為驚きもしないのである。

「えっ、○○くん、何時からそこに！？」とはならない

そこが互いのいいところなのかもしれないが。

「あ、さっき入間様見かけたんだけど何か知りません？」

オペラ「…さぁ、私にはさっぱり」

2人とも何も思い当たらない状況の中、この屋敷の住民で思い当たる者はただ1人

「「(理事長)」」

こうして、入間は"使い魔を変えれないか"という目的のために戻ってきたが、執事2人には"理事長が何かしでかした"と思われてしまったのである

___真っ先に疑う相手が一緒のAとオペラだった。