【文スト】帽子と僕どっちを選ぶ？【中原中也】【芥川龍之介】

...私は暇じゃないんです ページ2

Aside




｢僕は本気で貴方のことがｯ！｣




｢うるせぇ、引っ込んでろ餓鬼が！｣




今日もまた始まった……



私のストレスの元



なぜ二人が言い争ってるのかって…？






_______私の奪い合いだと。






｢芥川先輩！首領が人虎の事で話があると。｣


｢…わかった。では、失礼する。｣








…はぁ、やっと一人いなくなった。



ナイス！樋口さん！！


ふと視線を感じ後ろを見ると私の上司中原さんがじぃっとこちらをみていた。


『…中原さん、なんですか？』


｢…その呼び名何とかなんねぇのか？｣


『中原さんっていう呼び名ですか？じゃあなんと呼べと？』

｢…普通に中也で良くねぇか？｣



______は？




いやいや、いくら1つ違いでも呼び捨てはダメでしょ…。





『上司に呼び捨ては無理なので……中也さんでどうですか？』



｢…ｯあぁ。それでかまわねぇ。｣


｢…もうすぐ仕事だ。準備しとけよ。｣

『はい。』









部屋を出て行った中原…じゃなくて中也さんが顔を真っ赤にしていた事は誰も知らない。

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