ハンターの世界へトリップ���

第十五話 メンチのお手本 ページ16

ﾋｭｳｳｳ…

｢着いたわよ｣

そこは深い谷があった
…こわっ


ｺﾞｸﾘ
受験生の誰かが息を飲むのがわかった

｢一体…下はどうなっているんだ?｣

受験番号255番…ブハラに吹っ飛ばされた男が顔を蒼白させながらたずねた


｢安心して下は深ーい川よ流れが早いから落ちたら数十km先の海までノンストップだけど
それじゃお先に｣

ﾄﾝ
｢え!?｣


メンチが谷へ飛び降りた

｢え――――!?｣

ﾋｭｳｳｳｳｳｳ

｢なっ｣

｢マフタツ山に生息するクモワシその卵をとりに行ったのじゃよ｣


メンチは真っ逆様に落ちていく


｢クモワシは陸の獣から卵を守るため谷の間に丈夫な糸を張り卵をつるしておく｣

メンチは真っ逆様に落ちると思われたが糸に捕まり落ちなかった


｢その糸にうまく捕まり一つだけ卵をとり岩壁をよじ登ってもどってくる｣


｢よっと この卵でゆで卵を作るのよ｣

ど〜〜〜ん!!

メンチは谷から這い上がってきて受験生たちに卵を見せた


｢あ――よかった｣
｢こ―ゆ―のわ待ってたんだよね｣
｢走るのやら民族料理よりよっぽど早くてわかりやすいぜ｣

｢よっしゃ行くぜ｣

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