許可 ページ42
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結果的に、Aは闇の魔術に対する防衛術の授業で、
見事20点をきっちりもぎとってみせたのであった。
教室から出ると、外は土砂降りだった。
そのため、生徒たちは休憩時間も城内に留まることを許された。
3人は、2階の混みあった教室に、空いている席を見つけた。
「あ！」
『なに？』
「ロンたちだ」
ジョージが指さす先を見ると、席を探してキョロキョロしている
ハリー、ハーマイオニー、ロンの姿があった。
フレッドが立ち上がって３人を呼んだ。
「ハリー！こっち空いてるぞ！」
「あ、フレッドたちがいる。」
3人はAたちの近くに椅子を持ってきて座った。
ピーブスがシャンデリア近くに眠そうにぷかぷか浮いていて、
時々インクつぶてを誰かの頭に吹き付けていた。
ピーブスがハッフルパフの男子生徒2人組に吹き付けた時、
アンジェリーナが無駄話に忙しい生徒たちを掻き分けてやってきた。
「許可を貰ったよ！クディッチ･チームを再編成できる！」
アンジェリーナがとびきり嬉しそうな顔で言った。
「「「「やった！」」」」
ロンとハリー、そして双子は同時にそう叫んだ。
アンジェリーナは「うん！」と言ってにっこりした。
『でもアンジェリーナ。あの女からよく許可が取れたわね。』
Aがそう言うと、アンジェリーナは朗らかに話し始めた。
「マクゴナガルのところに行ったんだ。
たぶん、マクゴナガルはダンブルドアに控訴したんだと思う。
とにかく、あのアンブリッジのやつが折れたんだ。ざまあみろ！
だから、今夜7時に競技場へ来て欲しい。
許可を得るまでにロスした時間を取り戻さなくっちゃ。
最初の試合まで、三週間しかないってこと、自覚してる？」
アンジェリーナは、生徒の間を歩きながら、器用にピーブスの
インクつぶてをかわし、やがて姿が見えなくなった。
『さて、そろそろ私たちは移動しましょうか。』
「ふぁ…談話室に帰らないとね。」
ジョージが欠伸をしながらAに賛成した。
Aは細い腕で教科書を抱えて、立ち上がった。
『そうね、次は授業がないし。勉強するわ。』
「暇さえあればそればっかだな、姫は。」
『暇さえあればグッツ作成ばっかだな、2人は。』
Aたちはハリーたち3人に別れを告げて、談話室に向かった。
……雨、クディッチ本番には良くなるといいけれど。
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Lia(プロフ) - これの続き見てみたいです！終わりって書いてあったのでまたリメイク版とか、書いて欲しいです！！！お願いします！！ (2022年9月22日 13時) (
レス) id: 2bd2067cf9 (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - 風子さん» 風子さんはじめまして！とても嬉しいコメントをありがとうございます。私もルーピン先生との絡みは楽しく書いているのでそう言っていただけると嬉しいです…！！わー！(T＿T)ちょうどお話の進め方が合ってるか不安だったんです…そのお言葉に救われます…！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 59d973ec31 (このIDを非表示/違反報告)
風子(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただくのは初なのですが前から楽しくこちらの作品を拝見させていただいてました！久しぶりの更新とても嬉しいです。個人的にはルーピン先生との絡みがとっても好きで作者様のお話の進め方も大好きです！これからも応援してます！ (2021年8月18日 2時) (レス) id: a1e35f046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりー | 作成日時：2021年8月18日 1時
