忠告 ページ38
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そこまで言うと、シリウスは少し神妙なおももちになった。
その様子を見たロンが聞いた。
「シリウス、どうしたの？」
「あー、ロン_____
君のお母さんからの伝言を、必ず伝えると約束したんだ。」
「へえ、そう？」
ロンは途端に不安そうな声を出した。
「伝言は、【どんなことがあっても違法な《闇の魔術防衛》
のグループには加わらないこと。きっと退学処分になります。
あなたの将来がめちゃめちゃになります。
もっとあとになれば、自己防衛を学ぶ時間は十分にあるから、
今そんなことを心配するのにはまだ若すぎます】とのことだ。」
「……」
まさか、ロンはハリーが先生をすることに対して
賛成し、後押しした側だと、モリーは想像つかまい。
……いや、案外それを見越した上で言っているかもしれない。
シリウスは、ハリーとハーマイオニーに目を向けた。
「ハリーとハーマイオニーへの忠告だ。
【グループをこれ以上進めないように。
もっとも、この2人に関してはの、指図する権限がないことは
認めている。ただ、お願いだから、自分は2人のためによかれと
思って言っているのだということは忘れないように】とのことだ。
手紙が書ければ全部書くのだが、もしフクロウが途中で
捕まったら、皆がとても困ることになるだろうし、
今夜は当番なので自分で言いにくることができない。」
「なんの当番？」
ロンがすかさず聞いた。
「気にするな。騎士団のなにかだ。
_____そして、A、君にも忠告が届いてる。」
『モリーから？』
「そうだ。
【あなたがストッパーにならなくてどうするのか。
奨励するんじゃなくて、止めてあげるべきだった。
仮にも騎士団のメンバーなのだから、自覚を持ちなさい。】
とのことだ。私がちゃんと伝言したと、モリーに言ってくれ。
どうも私はモリーに信用されていないようなのでね。」
Aたちはしばらく沈黙した。
クルックシャンクスがニャアと鳴いて、
シリウスの頭を引っ掻こうとした。
ロンは暖炉マットの穴をいじっていた。
『でもシリウス。あなたはモリーとは違う意見なんでしょう？』
「どうして！」
ハリーは驚いた様子でAの顔を見た。
『どうしてって？』
Aもまた、その反応がくると予想していなかったと
言わんばかりに驚いた顔をハリーに向けた。
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Lia(プロフ) - これの続き見てみたいです！終わりって書いてあったのでまたリメイク版とか、書いて欲しいです！！！お願いします！！ (2022年9月22日 13時) (
レス) id: 2bd2067cf9 (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - 風子さん» 風子さんはじめまして！とても嬉しいコメントをありがとうございます。私もルーピン先生との絡みは楽しく書いているのでそう言っていただけると嬉しいです…！！わー！(T＿T)ちょうどお話の進め方が合ってるか不安だったんです…そのお言葉に救われます…！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 59d973ec31 (このIDを非表示/違反報告)
風子(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただくのは初なのですが前から楽しくこちらの作品を拝見させていただいてました！久しぶりの更新とても嬉しいです。個人的にはルーピン先生との絡みがとっても好きで作者様のお話の進め方も大好きです！これからも応援してます！ (2021年8月18日 2時) (レス) id: a1e35f046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりー | 作成日時：2021年8月18日 1時
