正体 ページ37
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Aがそういった途端、シリウスは目を見開いた。
「驚いたな。
Aが賢いと知っていたつもりだったが、
俺が思っていたよりも遥かにそのレベルが高いみたいだ。」
『ありがとう』
Aが嬉しそうにお礼を言った。
ハーマイオニーはもどかしそうに尋ねた。
「あの魔女が、なに？」
「マンダンガスさ、もちろん。」
「あれがマンダンガス！？」
「マンダンガスがホッグズ･ヘッドで何をしてたのさ！」
ハリーとロンがびっくりして言った。
シリウスはその反応を見て微笑みながら言った。
「何をしていたと思うかね？」
『マンダンガスに重要な使命を課すとは思えない。
となると…ハリーの見張りってとこかしら？』
「さすがだよA。お見事だ。」
それを聞いたハリーは怒ったように聞いた。
「僕、まだ
「ああそうだ。」
シリウスはハリーの方を向いた。
「そうしておいて良かったというわけだ。
週末に暇ができた途端、まっさきに君がやった事が、
違法な防衛グループの組織だったんだから。」
しかし、シリウスは怒った様子も心配する様子も無かった。
むしろ、ハリーをことさら誇らしげな目で見ていた。
「ダングはどうして僕達から隠れていたの？
会えたら良かったのに！」
ロンが不満そうに言った。
シリウスは挑戦的な目線をAに送ってニヤリと笑った。
Aがため息をついてシリウスを見た。
『私がなんで知ってると思うのよ』
「知ってるとは思ってないさ。
君の推理が当たるかなって思ったんだ。」
『そうね……変装を…それも性別を偽った変装ということは
よっぽどバレてはいけなかったってことね。
ひとつは勿論、ハリーを含む私達にバレてはいけなかったから。』
「そうだね。」
シリウスは満足そうに笑っている。
ハーマイオニーが「そして？」とAを急かした。
『考えられるとしたら…
マスターに存在がバレてはいけなかったとか？』
「またしてもお見事だ。
あいつは20年前にホッグズ･ヘッドを出禁になった。」
シリウスが嬉しそうに言った。
「それに、あのバーテンは記憶力がいい。
スタージスが捕まった時、ムーディの2枚目の透明マントも
無くなってしまったので、奴は近頃魔女に変装しているんだ。」
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Lia(プロフ) - これの続き見てみたいです！終わりって書いてあったのでまたリメイク版とか、書いて欲しいです！！！お願いします！！ (2022年9月22日 13時) (
レス) id: 2bd2067cf9 (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - 風子さん» 風子さんはじめまして！とても嬉しいコメントをありがとうございます。私もルーピン先生との絡みは楽しく書いているのでそう言っていただけると嬉しいです…！！わー！(T＿T)ちょうどお話の進め方が合ってるか不安だったんです…そのお言葉に救われます…！ (2021年8月18日 23時) (レス) id: 59d973ec31 (このIDを非表示/違反報告)
風子(プロフ) - 初めまして！コメントさせていただくのは初なのですが前から楽しくこちらの作品を拝見させていただいてました！久しぶりの更新とても嬉しいです。個人的にはルーピン先生との絡みがとっても好きで作者様のお話の進め方も大好きです！これからも応援してます！ (2021年8月18日 2時) (レス) id: a1e35f046d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりー | 作成日時：2021年8月18日 1時
